【黒子のバスケ】君を見付けたあの日から俺は恋に落ちていた 【黄瀬涼太】

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黄瀬side









黄瀬「いいんスか、お兄さん」


A「はい構いません

　勝手についてきただけですから」









　さっきふと思った


　Aっちっていつも誰かと帰ってる


　まぁ 誰かと言えばショーゴくんしかいないけどね


　でもそこが気になる


　いや一緒に帰るのは別に悪いとかじゃない


　でもほぼ毎日だ


　ちょっと不思議に思わないッスか？









A「黄瀬くん、私に何か付いてますか？」


黄瀬「えっ！？」


A「いやずっと私を見ていたので…」


黄瀬「えっと…一つ聞いていいッスか？」


A「何でしょう」


黄瀬「いつもショーゴくんと登下校してるみたいッスけど

　何か理由でもあるんスか？」


A：！！


黄瀬「え…」









　滅多に動揺しないAっちが動揺した


　これって触れちゃいけないことだった？


　や、やべぇ…









黄瀬「あっ、すいませんッス！

　別にただｷﾆﾅｯﾀだけっスから！！」


A「…いえ、普通ならそう思いますよね

　実は私、昔誘拐されたことがあるんです」


黄瀬「ゆ、誘拐！！？」


A「小さい頃１人で出掛けていた時に男の人に連れ拐われました

　その人は世にいう ロリコン だったみたいで

　私にベタベタと触ってきましたよ

　けど当時私は携帯を所持していたので

　見付からないように自宅と警察に電話をしました

　おかげで無事でしたよ」









　そう言って少し笑った


　確かにAっちは学校でも美人だと評判が高いみたいッス


　そんなこと思い出したくもないのに俺は…









黄瀬「あのAっち((


A「まだこれだけなら祥吾も心配にならなかったのにな」


黄瀬「え？」

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