第33話「ただ知りたい」 ページ32
後ろから声がする
そこには1人の男が立っていた
高杉「よぉ、銀時…どうした?」
銀時「どうしたじゃねぇーよ、何してんだてめぇ」
高杉「見ての通り勧誘中だ」
銀時「襲ってるの間違いだろ」
高杉「お前だって知りてぇだろ?
見てみろよ、こいつの背中…見覚えあるだろ?」
銀時「…っ!!」
高杉「お前が知らないハズがねぇ…この傷はお前を庇った時に出来た傷だからなァ」
A「何度も言ってるじゃないですか
そんな傷があったなんて知りませんよ
大体私は戦争になんか参加した事も…」
高杉「何故自分から背けるんだ?」
A「え?」
高杉「てめぇは何がしてぇんだ、葵
何故そこまでして正体を隠す?」
A「隠すも何も私は…」
銀時「やめろ、高杉…これ以上こいつを傷付けるな」
高杉「傷付けるも何も俺は本当のことを言ってるだけだぜ?」
銀時「いいからAを離せ」
高杉「こいつは俺のだ」
銀時「なんだ?初恋を実らせる為に攫ったのか?」
高杉「ふざけるな、こいつは貴重なんだよ
お前も分かるだろ、銀時
こいつの力は偉大だ…こいつは俺の右腕に相応しい」
銀時「もうやめろ」
高杉「やめねぇーさ、俺はこの世界がぶっ壊れるまでやり続ける」
きっと2人にはそれぞれいろんな思いがあるのでしょう
でもそれは私も同じだ
あなたたちと同じで悩みを抱えてる
それは誰にも言えない悩み
A「私は…私でありたい」
銀時「A?」
A「私はただ、知りたいんです…私と言う人間を…その為には両親を探さなければならない
だから、お願いだから邪魔をしないで下さい
あなたの野望なんかに構ってられない!」
高杉「なら俺が代わりに教えてやるよ!お前は((
ズドォォォォォォンッ___!!
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