第31話「教える事はない」 ページ30
江戸川「さてと…とりあえずここでいいか」
「ここまで来ればとりあえずは安心よね」
結局私は何も出来ないまま連れて行かれてしまった
あれから20分ほどだろうか
知らない場所に来てしまった
江戸川「こいつの口を開けさせろ」
「はーい」
A「ぷはっ」
江戸川「ここなら大きな声を出しても構わないぞ、吉田A」
A「何度も言ってるでしょ
姉の居場所なんか知りません!」
江戸川「何故嘘をつく?」
A「知らない事を言ったらそれこそ嘘でしょ!?」
江戸川「ふむ…」
「なら痛めつければいいじゃない
そうすれば口を割るかもしらないじゃん」
江戸川「それは最終手段だろ」
「もういいじゃない」
江戸川「うむ…」
この状態で抵抗は出来ない
耐えるしかないのかな…
でも…
「おい、てめぇら何してんだ」
江戸川「ん?」
「あっ!"晋助"様!!」
A「…?」
しんすけさま…?
しんすけ…まさかっ!!
「…こいつァ」
やっぱり…"高杉晋助"!!
江戸川「お前が探している"月光戦姫"の妹だ」
「なかなか居場所を教えてくれないんですよ、こいつ!
まぁ、教えなくてもいいけどさー、あの女」
江戸川「おい」
高杉「…。」
「晋助様?」
高杉「居場所を知らねぇ、か」
江戸川「どうした?」
高杉「くくくっ…ははははっ!!」
全員:!?
どうして突然笑って…
江戸川「おい、突然どうした」
「し、晋助様?」
高杉「そりゃあ居場所を教える事ァねぇよなァ」
2人:??
高杉「"月光戦姫"…それがこいつ自身だからなァ?」
2人「「は?」」
A「…。」
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ