第２８話「変幻自在の仮面」 ページ27
A「よいしょっと…ふぅー、これで全部」
ようやく書類の整理が終わった
昨日沖田さんがサボったせいで、たまたま通りがかった私がやるハメになったのだ
まったくあの人は…
「あれ？こんな所で何してるんですか、Aさん」
A「あ、お疲れ様です、山��さん」
山��「その書類…また沖田隊長ですか」
A「はい」
山��「あの人またサボって…怒られるのにな」
A「私がやってくれる事を良いことに使われてますよ」
山��「こういう時はスルーした方が良いですよ、Aさん！
あの人、Aがやってくれると思って絶対わざと押し付けてるんですよ！」
A「そんな気がします
でも誰かがやらないと大変だろうし…
これで役に立てるのであれば嬉しいです」
山��「お人好し過ぎますよー」
そうかな？
自分ではそう思わないけど
山��「ん？この紙…」
A「あぁ、先月逃した攘夷浪士ですね
ここら辺で目撃情報があったみたいですよ」
山��「そうみたいだね、俺も頑張って探ってるんだけどなかなか見つからなくてね」
A「どうやら変装が得意らしいですよ」
山��「
実は最近またあいつらが動いてるらしい
あいつらとは私が気絶させた侵入者だ
よく調べると、そいつは変装が得意なやつで
そいつはあの有名な"変幻自在の仮面"
噂ではあの高杉晋助率いる鬼兵隊にいるらしい
本当に恐ろしい事だ
山��「とりあえずまた情報を集めてくるよ」
A「はい、頑張って下さい！」
山��さんも大変だな
私も出来る限りサポートしなきゃ
みなさんにはいろいろ手伝っていただいてるのだから
「あれ？Aさん、ここで何してるんですか？」
A「あ、小夜さん」
小夜「もしかしてサボりですか？
あはっ！だめですよ！サボりはー！
仕事して下さいね、し・ご・と！！」
A「…はい」((ﾆｺｯ
今まで一番イラってきた瞬間かもしれません
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