第26話「常連」 ページ25
ガラガラッ___
「あら、Aさん、いらっしゃい」
A「こんにちは、おばさん!今日も来てしまいました!」
「ふふ、嬉しいね」
A「ここは好きな物が食べれて嬉しいです」
「いつもは作る側だからね、Aさんは」
A「はい、なので誰かに作ってもらえるのが嬉しくて…
それにおばさんの料理はどれも美味しくて…あっ!いつものと今日は焼き魚を!」
「はいよ」
あれから私はここの常連になった
私の好みを知ったおばさんは銀時たち同様、スペシャルメニューを作ってくれた
その名を___
「はい、"
A「うわー!美味しそう!」
「あと、焼き魚ね」
A「ありがとうございます!」
私は昔から辛いのが好きだ
おばさんにお願いしてこの丼を特別作っていただいてる
この唐辛子は刺激がいいんだよね
だから好きだ
もっと辛くてもいいと思うけど
A「うーん!美味しい!」
「ふふっ、本当に好きね」
A「はい!」
「あー、また食ってるよ」
A「あ、銀時」
銀時「よく食えんな、お前」
A「あなただけには言われたくないですぅ
あんな甘ったるいもの食べる人いませんよ」
銀時「逆にこんな激辛食えるやつはお前くらいだよ」
A「そんな事ありません!どうですか、一口!」
銀時「いらねぇーよ!!死ぬわ!!」
死ぬなんて大袈裟な
私はそう思いながら一口食べた
うーん!美味しい!
銀時「そういえばあれからどうだ?お母さん探し」
A「手がかりはないですね、でもそのうち見つけます」
銀時「そうか」
A「そう言えば銀時は桂小太郎と会ったりしてるんですか?」
銀時「あ?ヅラと?まぁ、たまに会ったりはするが…」
A「そうなんですね…いや土方さんたちが最近また桂小太郎と会ったみたいで」
銀時「あいつ逃げるのだけは上手いからな」
桂小太郎
彼もまた攘夷戦争で名のある隊士だった
「それもそうだ、私は"逃げの小太郎"と呼ばれていたからな」
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