第22話「前に進めてる」 ページ21
坂田さんに誘われて近くの公園に来た
あれ以来会っていない
ちょっと気まずい感もある
銀時「あれからもずっと真選組にいるのか?」
A「はい」
銀時「そうか…これからもか?ね
A「どうでしょうね…今は違う目的の為に真選組にいます」
銀時「違う目的?」
A「母親を探す事です」
銀時「母親も探してたのか」
A「はい、小さい頃急にいなくなって…面影はあるんですけどね」
銀時「なぁ、お前が大丈夫なら敬語はやめてくれねぇか?」
A「え?」
銀時「その、葵と似てるからっていうか…慣れねぇていうか…」
A「あぁ、なるほど…ならば名前だけでもよろしいでしょうか?
なかなか敬語は抜けなくて…癖ですね」
銀時「あぁ、無理とは言わねぇ」
A「分かりました、では"銀時"と呼ばせていただきます」
銀時「おう」
きっと彼も気まずかっただろう
でもこうして話しかけてくれた
私もそれに応えてなきゃ
銀時「つか真選組で大丈夫なのか?あいつら野蛮だろ」
A「まぁ、多少は(笑)」
銀時「なんかあったら俺の所にいつでも来い、相談くらいのってやる」
A「そういえば"何でも屋"やってるんでしたっけ?
銀時「あぁ」
A「じゃあ何かあったらお願いしますね」
銀時「いつでも来い!」
ちょっとだから仲良くなれた気がした
彼を少し警戒してたけど大丈夫そうだ
私も前に進めてる
銀時「うし!銀さんが今から飯を奢ってやろう!
行きつけの店があるからどうだ!?」
A「時間は…まだありますし、じゃあお言葉に甘えて」
銀時「うし!行こうぜ!」
A「はい!」
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