story…６０ ページ10
巴「待ってたよー！！いらっしゃーい！！
おっ！赤司くんも一緒なんだね！
さぁさぁ！上がってちょーだい！！」
A「お邪魔します」
さすが鳳家
大きいわね
A「…これは？」
巴「ん？あぁ、これはお母さんだよ！
良い画家さんに描いてもらったの！
綺麗に描けてるでしょ？」
確かに綺麗…でも何故でしょう
何処かで見たことある気が…
巴「さっ！この部屋だよ！もう２人は来てるから！」
A「えぇ」
巴が扉を開く
その部屋には言った通り２人の姿があった
「あっ…ねっ…んんっ…お待ちしておりました、白鳥様」
巴「さっ！座って！２人共！」
先に来た２人の前に座る
するとメイドさんが私たちの前にお茶を出してくれた
改めて見ると本当に２人は似ている
似てるだけじゃなく美男美女
柚鈴「改めまして自己紹介からさせていただきます
私は紅緒柚鈴です、こちらは…」
結弦「双子の弟、結弦」
柚鈴「今日はお時間をいただきありがとうございます」
A「いえ、こちらこそありがとうございます」
柚鈴「早速本題から話しましょう
あの時あなたは前世の記憶を見たんですよね？」
A「あなたもそうなの？」
柚鈴「はい、あの巴さん…」
巴「うん、いいよ」
柚鈴「…ここにいる全員、前世のからの知り合いなんです」
A/赤司：！！？
ここにいる全員？
と言う事は巴も…という事になるのね
柚鈴「だから私たちはあなた方の事を知っていました
私と結弦は幼稚園くらいから記憶が戻り、いろんなパーティに出席して巴さんとも出会いました」
巴「黙っててごめんね？
けど話しても信じてもらえないと思って黙ってたんだ
ほら、２人して記憶がなかったからさ？」
A「そうね、確かに信じなかったわ」
赤司「僕たちはどういう関係だったんだ？」
柚鈴「あなたとAさんが恋人というのは知ったのですよね？」
赤司「あぁ」
柚鈴「ならばその他の関係性は？」
赤司「その他の関係性？」
結弦「どうやらそこまでは覚えてないらしい」
巴「仕方がないよ、この間のパーティでいろいろ知ったのだから」
A「その他って一体…」
柚鈴「あなたと赤司さんは恋人同士だった…けど敵対している国同士だったの」
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