【黒子のバスケ】前世から現世…そして未来へ２ (ページ49)

今日:13 hit、昨日:6 hit、合計:2,601 hit

story…９９ページ49

赤司sied

　急に視界が暗くなったと思えば、僕の目の前に僕がいた

　彼に会った瞬間すぐに分かったよ

　彼は前世の僕だって

　彼と出会った事によって、僕は全てを思い出した

　何故今まで忘れていたのか不思議なくらいだ

　そこから彼は今後のことを僕に話した

赤司(前)『と言うわけだ』

赤司「記憶が戻ったばかりだと言うのに…まぁ、僕らしいと言えばそうかな」

赤司(前)『君なら分かるだろ、俺の気持ち』

赤司「あぁ、十分にな」

赤司(前)『戻ったらきっと彼女が動き出す

　まぁ、そこは安心してくれ、君は言われた通り彼女と居てくれればいい』

赤司「言われなくてもそうするさ」

赤司(前)『あぁ、そうだな…なぁ』

赤司「ん？」

赤司(前)『俺は結局Aや国を守れなかった

　それをずっと後悔してきたんだ

　だがお前にはまだチャンスがある

　A次第にはなるが…今度こそ彼女を幸せにしてくれないか

　もう1人の俺としての最後の願いだ』

　言われなくても分かってる

　もう彼女と離れるのは嫌だ

　僕の気持ちは変わらない

　例え、彼女が僕の事を好きでなくても、彼女を幸せにするのが僕と務めだ

　だから迷いはない

赤司「あぁ、任せておけ」

赤司(前)『それを聞いて安心したよ

　じゃあ俺の役目も終えたし…そろそろ消えよう』

赤司「礼を言う」

赤司(前)『礼も何もお前は俺だろ？そんなのいらないさ

　ただ約束だけ守ってほしい…よろしく頼むよ』

　そう言って僕は消えた

　あぁ、必ず守さ

赤司「今度こそ彼女を幸せにする」