【黒子のバスケ】前世から現世…そして未来へ２ (ページ44)

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story…９４ページ44

A「でも少しおかしいと思うんです」

紅緒父「おかしい？」

紅緒母「何がおかしいの？」

A「私は白鳥の両親からあなた方、紅緒家に捨てられたと」

紅緒父「そこなんだ

　俺たちは誘拐犯に拐われたと聞いた

　けどAから聞いた時に俺たちが捨てたと聞いた

　何故そんな矛盾が出来てしまったのか…」

赤司「どちらかが嘘を付いている…？」

　考えなくても私は分かる

　今まで育ててくれてお父様とお母様には感謝をしてる

　けど私は…

A「きっとあの方たちが嘘を付いているのだと思う」

慎司「俺もそう思うが…証拠がない」

愛斗「あっ、証拠ならありますよ！」

全員「「え！！？」」

赤司「何処にそんな…」

　すると鴉取さんはポケットから何かを出した

　ポチッ___

A「それは…」

　『ではこれで交渉成立ですね、白鳥さん』

　『あぁ、そのように頼むよ、鴉取さん』

　『しかしあなたもよくバレずにやれましたね』

　『何がかね？』

　『Aさんの事さ、もう１０年くらい前になるのかい？』

　『あぁ、そうだね…私もまさかここまでうまく行くとは思わなかったさ

　繭子がどうしてもAが良いと言うからね』

　『一目惚れだったか？』

　『あぁ、たが確かにAは見た目だけではなかった

　慎司よりも優秀だよ、あの子は

　あんな子が紅緒家の娘だなんて可哀想だよ

　私たちの子としてふさわしい』

　『うちの愛斗と結婚すればこれから安泰だな』

　『あぁ、これからもよろしく頼むよ、鴉取さん』

　『もちろんさ』

慎司「なんだ、これは…？」

A「…っ」

鴉取「私の父と白鳥純太郎の会話ですよ

　私とA様の婚約の裏側と言うべきでしょうか

　見えないところに盗聴器を仕込んでいました

　そしたらちょうどこういう内容が取れましてね

　白鳥純太郎はあなたを狙って誘拐した…これは事実です」