story…92 ページ42
『また食べてないの、A?』
『次の訓練がありますので』
『ダメよ!しっかり食べないと体力が持たないのだから!ほら!これ食べて!』
『まったくお母様は過保護ですね』
『娘を心配するのは当たり前の事なのですよ、A
あなたには無事で帰ってきて欲しい
私はそう祈るしかないのですから
ほら、これを持っていきなさい』
『また作ってきたのですか?』
『好き嫌いはよくありません!』
『誰が嫌いだって言いましたか?』
『あら?毎回これだから飽きて嫌いになったのかと思ったわ』
『私はお母様の"パンプキンパイ"が一番好きなのです
毎回食べても飽きないほど一番なのです!』
『あら、嬉しい事言ってくれるわね』
『このパンプキンパイのおかげでここまで勝ち続けられたのです
これなしで戦も勝てませんよ』
『ふふっ、ならこれからもずっと作り続けないとね』
『はい、お願いします!』
そう…そうよ
このパンプキンパイを私は知っている
懐かしい味だ
A:ポロッ
全員:!!?
慎司「A!!?」
紅緒母「も、もしかして嫌いな味だった!!?ど、どうしましょう!!く、口直し!!」
A「いえ…このパンプキンパイ…懐かしい味がして…」
紅緒母:!!
紅緒父「そうか…これは昔からずっと万李が作っていたお菓子でね」
柚鈴「お母様が一番得意とする料理ですよ!姉様!」
A「きっと、小さい頃の私も食べていたんですね…美味しいです、お母様」((ニコッ
紅緒母「ふふっ…ありがとう、Aちゃん」
今日のご飯は懐かしい味がいっぱいあった
前世も現世の小さい頃も_____
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