story…87 ページ37
紅緒父「改めて…よくここに来てくれた
俺は紅緒
紅緒母「私は紅緒
紅緒父「事情は柚鈴たちから聞いている
まさか閉じ込められていたとは…」
A「あの、私まだ混乱してるんです
DNA検査はしたものの、今だに信じられなくて…」
紅緒母「それもそうよね…だって11年間会ってなかったんですもの」
11年間…
この人たちはずっとその間待ってたんだ
赤司「紅緒さん」
紅緒家族「「はい」」
赤司「あー…左之助さん」
紅緒父「あはは!すまないな!それで何だ?」
赤司「Aはあなたたちに会いたいと思いここまで来ました
この後の事は考えてません
けど僕としての考えはこの後、白鳥家に戻す気はありません
あなた方はAをこれからどうするおつもりですか?」
A「ちょ、征!」
紅緒父「それはもちろん、Aが可能ならば一緒に住みたいさ
このこは私たちの本当の娘だからね
けどAも11年間、白鳥家の子として過ごしてきた
もしこの子がそのままそっち暮らしたいのであれば無理強いはしない」
とても優しい人たちだ
本当は私と同じ…いやそれ以上会いたかったと思うのに…
紅緒父「うん…Aが…向こうで…過ごしたいなら…」
紅緒母「あらあら泣かないの」
A「…。」
鳳「A、私は反対だよ
あいつらAを閉じ込めたんだよ?
なのに今帰ったらまた同じ事になるよ」
結弦「その話を俺たちは知っている
だからこそ俺らもそれには反対だ
姉さん…Aさんを傷付けたくない」
A「姉さんで構わないわ、結弦さん」
結弦「…なら俺も呼び捨てで構わない…姉さん」
柚鈴「あぁ!ずるい!私の事も呼び捨てにして下さいませ!姉様!」
「ふふ、話がずれてはいないかい?双子たち」
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