story…76 ページ26
扉を…鍵を閉められた
内側から開かないようになってる
この部屋は見た事ない
召使の方からこの部屋には入っては行けないと言われてたから知らなかったけど
こんな風になっていたなんて…
灯りがない…窓もない…とても辛い
あるとしたら…
A「勉強机…」
カチッ___
勉強机にあるランプで少しは明るくなった
それでも気味が悪い
ここは物置か何かかしら?
それにしても不味い事になってしまったわ
お父様は本気だわ
ここからどうやって出れば…
スマホも部屋に置きっぱだし
A「ん?」
机の上にノートがある
これは…日記?
字的に…幼い子の字だわ
誰が書いてたやつね
気になってしまった私はそれを読み始めた
A「"助けて"…"暗い"…"怖い"……え?」
これは一体…
今の状況よりもそのノートが気になってしまい読み続ける事にした
A「『◯月×日…きょうからここにかくことにする!きょうもとうさまにしかられてしまいました
ぼくはできがわるいからいつもおこられべやではんせいしてます』
父様…?怒られ部屋…?
『◯月×日…きょうもおこられべやにいれられた
ぼくがともだちとあそんでるのがいやみたい
とうさまはぼくのともだちをバカにする
なんでぼくのともだちをバカにするのかな?
みんなとあそぶのすごくたのしいのに』
『◯月×日…きょうはかなしいことがありました
ぼくのともだちがいなくなりした
みんなぼくとあそぶなっておやにいわれたらしい
きっととうさまがみんなのおやにいったんだ
なんでそんなことするの?みんなとあそびたいよ…1人はいやだよ…』
『◯月×日…今日、初めて小学生で友達になった子がいなくなった
理由は父様だ…友達になったみんなはいつも僕よりも父様の事を話してた
僕が白鳥家の人間だから仲良くしてるのかな?
そう父様に言ったら、その友達がいなくなった
友達をつくるひまがあるなら勉強しなさいって怒られた
僕は友達を使っちゃダメなの?』
『◯月×日…昨日、妹が出来た
名前はA…とても可愛かった!
血は繋がってないけど、大切にしなさいって言われた!』
これって…私?」
と言う事はこの日記は…
A「慎司兄さんの日記?」
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