story…73 ページ23
赤司「大丈夫か?」
A「えぇ…」
私たちはカフェに入らず、公園のベンチに座っていた
私がご飯を食べる気分ではなかったからだ
赤司「やはり複雑か?」
A「そうね…けど心の何処かでは納得してるの」
赤司「…。」
柚鈴さんから届いた連絡
それはDNA鑑定の結果だ
予想はしていた
彼女ができました送ってきたくれた内容
そこには_____
"白鳥純太郎、白鳥繭子、白鳥慎司"との血縁関係不一致
"紅緒
との結果になった
この紅緒左之助、万李というのは彼女たちの両親だろう
いや…私の本当の両親とも言える
赤司「やはり君は紅緒家の人間だったんだね」
A「えぇ」
赤司「どうするつもりだい?」
A「もう決まってる…本当の両親に会いに行くわ
けどその前にお父様とお母様…育ててくれた両親と話し合いたい
何故紅緒家である私が白鳥家にいるのか」
赤司「少し危険じゃないか?」
A「何故?」
赤司「白鳥夫妻は君に執着している
そして何よりも紅緒家や僕の赤司家を警戒しているんだ
どういった理由で君が白鳥家に行ったから不明だけど、君が紅緒家に行くとなったら何するか分からない」
A「確かに今まで紅緒家には関わるなと言いつけられていたけど…知ったからには話し合わなきゃ行けない」
赤司「いつ話すんだい?」
A「今日にでも話すわ、あなたと離れてから」
赤司「それなら今すぐにでも行っておいで」
A「それはいいわよ、これは私の問題だし、せっかく誘ってくれたのに…」
赤司「君にとっては重要な事で、早く知りたいだろ?
それに僕とはいつでも出掛けられるさ」
A「征…」
赤司「途中まで送る、帰ろう」
A「…ありがとう」
ちゃんと話し合わなきゃ___
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