【黒子のバスケ】あなたの歌姫 ７

story…２６３ ページ23

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　８年後____




　「まだかな？」


　「もう少しだと思うけど…」


　「それにしても久しぶりだよね！」


　「ずっと"アメリカ"にいたもんね！」


　「何年くらい？」


　「５年近くは居たんじゃない？

　ほら！高校卒業してすぐアメリカに行ったし！」


　「でもすごいよなぁ、１８歳でアメリカいって、世界で成功して、こうして日本に帰って来るって」


　「本当だよなぁ」


　「ん？あれじゃないか！？」


　「…あっ！本当だ！！」






　ある空港に多くの記者が集まる


　その目的が彼女だ


　世界中に歌を響きかせた、"キセキの歌姫"…"ASAGAO"


　彼女は高校を卒業と同時にアメリカへ立った


　そして少しずつ彼女の歌は人々の心を掴み…２０歳の時、世界中の人々から"キセキの歌姫"と言われるようになった


　そんな彼女が今日、日本に帰って来たのだ


　記者たちは黙っていないだろう


　そして彼女、ASAGAOの姿が見えた







　「ASAGAOさーん！！」


　「おかえりなさい！！」


　「待ってたぞー！！」





　記者たちの後ろには同じく彼女の帰りを待っていた一般人がいた


　これは警備の人は大変そうだ


　記者たちも負けないと声を上げる





　「ASAGAOさん！アメリカ暮らしはどうでしたか！？」


　「この間の新曲！あの有名な作曲家◯◯さんが絶賛してました！！」


　「日本に帰ってきてまずは何をしたいですか！？」






　一気に話しかける人々


　それに対してか、ASAGAOが動きを止めて口を開く






ASAGAO「be quiet at the airport」


　「「…へ？？」」


ASAGAO「ふふっ」






　その言葉を残し、彼女はそのまま行ってしまった


　これからの予定はプライベートらしいので、また明日からの取材となる

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