【黒子のバスケ】あなたの歌姫 ３

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「ネットニュース見た？」


「見た見た！あれ本当なのかな？」


「でも誰もが気になる奴だよね！」


「帝光中の歌姫だろ？」


「違うって！YouTuberの歌姫だよ！！」


「どれも一緒じゃね？」


「てかそれが何？」


「え！？ネットニュースとか見てねぇの！？」


「うん」


「ほら！これ見てみろよ！！」


「なになに…"人気アニメ『スタードレス』ＯＰはあの人気歌姫"ASAGAO"に決定！！"…ってマジ！！？」


「マジ！！」


「つかいつデビューしたの？」


「さぁ？」


「でもさ中学生がってすごくね？」


「確かにww」


「けどASAGAOなら納得いくよ

だって聴いてて癒されるし、すごいじゃん」


「俺もう一度スタードレスのカバー曲歌ってほしいわwつか生で聴きたい！」


「誰もが思ってるわ、それ」


「てか誰なんだろう」


「結局分かってない感じだよな」


「俺が中学生なら絶対見に行くわ」


「どうする？ブスでデブだったら？w」


「ちょっと考えさせてもらいますぅw」


「何を考える必要があんのよ！w」








＿







と最近近場で聴いた話がこれだった


注目を浴びると自分じゃないってバレてないけど不安







母「A、聞いてる？」


A「え、あ、ごめん、何？」


母「まったくもう！曲はこんな感じでいいの？」


A「う、うん！大丈夫！てか文句なんてないよ！自分の曲作ってもらえるだけでもありがたいのに！！」


母「でもこの曲殆どはあなたが作ったようなものよ？」


A「歌詞は私だけど作曲は違うでしょ？」


母「歌詞に惹かれる人が多いのよ

それに聴いた感じ絶対売れるって！！」


A「…私ちょっとお母さんに罪悪感あるんだよね」


母「え？なんで？」


A「ずっと、３期までお母さんが"ソフィア"として歌ってきたでしょ？

なのに急に私なんかがでしゃばってきて…」


母「あのね、A

こういうものは多くの人の賛成が必要なの

あなたが選ばれたのは、みんな納得したからなのよ？

逆にそんな風に思ってたなんてお母さん怒るわよ！」


A「お母さん…」


母「だからお母さんの分までしっかり歌ってらっしゃい」


A「うん！」

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