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スリザリン車両の戸を開けて


「A」


僕に話しかけてきた彼女が


僕の大切な友人だ。


彼女は向いの空いた席に座った


何も持たない彼女を不思議に思っていると


「Aはホグワーツに戻るのね。


 ハリー達の姿はないから


 てっきりあなたもいないと思って。


 ジニーと席を取ってしまったわ。」


と少し急いできたのか


ため息をついてうなだれている。


「そう、べつに大丈夫だよ。」


と笑い返した。


「良かったわ。それに、Aが


 今年もいてくれれば心強いわ。」


と言って席を立った。


「Aもグリフィンドールの席に座りましょうよ。」


と誘ってくれたが、


もう動くのが面倒だから。


と言って断っておいた


彼女が車両の扉を閉めるのを


手を振って見送ると


また、本の続きを読み始めた。

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設定タグ:ハリーポッター , 男主 , 子供世代   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:クッキーくん | 作成日時:2021年9月27日 21時

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