じょしかいぎ ページ16
サ「A先生が稽古をつけてくれた日、ありましたよね。」
『あぁ、あの鬼ごっこの。ちょうど1週間前ぐらいだったかな？
あの稽古がどうしたの？』
サ「私達負けただけで大した傷も負ってなかったんだけど‥その翌日からサスケ君の様子がおかしくなったの。」
『サスケ君の？』
一体どういうことだろう。
サ「‥サスケ君が翌日からAさんの弟子になったということは、ナルトも私もカカシ先生から聞いていたの。でも‥」
サクラちゃんの表情が曇る。
サ「その日からです。サスケ君が先生のことばかり調べるようになったのは。」
『？私のこと？』
サ「はい。急に先生の技や目について調べ始めて‥。
それからは私たちに目もくれずに先生のことばかりです。
やっと‥私たち仲良くなれてたのに、またサスケ君は私たちに冷たくなってしまって‥私‥寂しくて‥‥」
『‥‥そう。
辛かったでしょう、可哀想に。』
サスケ君は‥私に倒されてから何を思ったのだろう。
腹が立ったのだろうか。
倒したいと思ったのだろうか。
いずれにしろ、私への強い執着により仲間への興味関心が薄れた、という心の変化と考えて良さそう。
『大丈夫よ、サスケ君は気まぐれなだけ。すぐいつものサスケ君に戻るから。』
そう言ってサクラちゃんの背中をゆっくりと撫でると、サクラちゃんは目に涙を溜めて私に抱きついてきた。
サ「それに怖いんです‥。A先生のことを見るサスケ君の目が‥‥。」
『サスケ君の目？』
サ「‥目は心の窓って言いますよね。そんな感じなんです。
‥今の先生を見るサスケ君の目には‥‥
‥紛れもなく殺意と愛情があるんです‥。」
殺意。
愛情。
‥そうか。
『‥‥やっと合点がいった。』
サ「え？」
私の呟きに戸惑うサクラちゃんから体を離すと、そのまま彼女から遠ざかった。
『話してくれてありがとう。私は用事ができたから‥また明日会おうね！』
サ「っ‥‥先生！！！」
『ん？』
振り返ってみせると、俯いてもじもじするサクラちゃん。
なにそのかわいい動き。
好き
絡まっていた彼女の髪の毛は、いつの間にか解けていた。
サ「‥ありがとうございました。
A先生は‥優しいですね！」
無邪気に微笑みかけてくる。
返すのも微笑み。
『‥‥まあね。』
今だけは優しい先生でいても
罰は当たらないよね。
今だけ‥
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明里香(プロフ) - らーめんの話、許さざるおえないじゃなくて、許さざるを得ないです。 (1月2日 18時) (携帯から) (
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明里香(プロフ) - 能力の話、せざるおえないじゃなくて、せざるを得ないです。 (1月2日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雲 | 作者ホームページ：hagabekhof・anko 112we
作成日時：2022年3月29日 23時
