実は実の姉妹 ページ6
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「ハァァアッッAちゃんん！！」
「4989さん！」
下大静脈を登っている途中、異様な叫び声が聞こえたかと思ったら、眼下の道端から4989さんが飛び出して駆け上がってきた。
この登り坂を軽々とダッシュできる好中球の体力に慄きながら、一旦荷物を置いて挨拶のハグをする。
「お仕事お疲れ様です。パトロールですか？」
「そー。今日は心臓も通過しなきゃいけないルートのパトロール押し付けられちゃってさぁ。もう大変だよ」
「じゃあ一緒に頑張りましょう」
そっかAちゃんも心臓か！やったあ！
そうですよ。やる気出ました？
めっちゃ出ました！
うふふ、私もです。
そこまでやり取りを繰り広げてから、忘れ去っていた後ろからの生暖かい視線に気づいて、私はサッと4989さんから離れた。
「んぇ？」
「あっ、紹介しなくちゃね狐目姉妹！この人が4989番さんでいらっしゃいます」
「あらあら」
「ウフフ」
「Aちゃんの…同僚？」
「ええ、同じ班員で」
「初めまして、白血球さん。あたくしはBD-1777番と申します」
「その妹のBD-1877番ですわ。どうぞお見知り置きを」
「よろしく。姉妹なんだね、どうりで顔が似てると思った」
握手を交わしながらけろりと言う4989さんに、違いますよ、と私は訂正を入れる。
「二人は顔が似てるので姉妹って言われているだけで、本当の姉妹ではないんです」
「あら、それは違くてよ、A番」
「へ？」
意外なことに狐目の片割れにそう言われ、私はきょとんと目を見開いた。
「あたくしたちは正真正銘の姉妹なのよ。双子の姉妹で、姉があたくし、妹がこの1877番さん」
「ずっと姉妹とわかっているものだと思っていたのだけれど…」
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まじかるれいん☆ - オザさん» ヘイ！気に入りました！即興ってところがすごい(°▽°) (2018年9月4日 21時) (
レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - オザさん» ヘイ！気に入りました！即興ってところがすごい(°▽°) (2018年9月4日 21時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - オザさん» アルミ缶にするわ← うん！よろしくね〜 (2018年9月3日 21時) (レス) id: 626aa5da43 (このIDを非表示/違反報告)
オザ(プロフ) - 水無月さん» ありがとう！手を怪我して赤血球さんが大変なことになるので握り潰すのならアルミ缶くらいにしておいてください…今作もよろしく！！ (2018年9月3日 20時) (レス) id: 5d539585d0 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 続編おめでとう！いや、今回も尊すぎて缶を握り潰しちゃいそう…w 更新頑張ってね！楽しみに待ってまーす！ (2018年9月3日 19時) (レス) id: 626aa5da43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オザ | 作成日時：2018年9月2日 17時
