【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百六十二訓 ページ19

とりあえず私の手紙については



"なるべく早く、そして丁寧に返事を返す"



という事になった。





いや斉藤君が私に声を聞いて欲しいだとか嬉しかっただとか言ってくれているのは嬉しい。それに私も斉藤君の声を聞いてみたいとも思う。


けれども、だ。





(一通でも返事返したら自ずと恋文の返事もしなきゃならなくなるじゃん！！！)





そう。これが手紙を送れない理由である。もう恥ずい私を見ないでお願い！！






神楽「Aいいアルな、絶対渡すアルヨ？？」



『はい、うん、渡します、渡すよ神楽ちゃん。うん』






分かった、手紙の返事書くから！！
辞めようこの話は！！！掘り下げないで！！！






『ゴホンッ、それよりだよ。これで手紙の話はお終いとして…斉藤君と桂君の件はどうするのさ』



新八「まあ警察とテロリストですからね…どうするんですか銀さん」



銀時「まあ依頼料もたんまり貰っちまったしな……面倒臭ェ」






まあ万事屋としては依頼だし、何より斉藤君の境遇を知った事もあり極力断りたくはないんだろうな。






銀時「……が、こうなっちまったらもういっその事、二人に友達になってもらうしかあるめェよ」



『えぇ……大丈夫なのそれ』



銀時「確かに連中は敵同士だがもしヅラの方に情が湧けば面倒を起こす事を諦め手を引くかもしれねェ」






ううーん…そう簡単に行くかな？片方バカな格好して陥れる気満々だったけど…？






新八「で、できるんですか？！彼らは真選組と攘夷志士ですよ？」



銀時「俺を誰だと思ってる？口先から生まれてきた男だぞ？下の方の」



新八「それ皆そう！！」






うん、不安しかないわ。






銀時「それにヅラの習性は大体熟知してる。何とかなるだろ。紙と筆持ってこい」



『え、大丈夫？私ゴキブリ並みの生命力持った桂君に関してはどうなろうと構わないけど、真選組の中で裏切り者でも無い人が死ぬのはちょっと…』



銀時「大丈夫大丈夫」



『ヤバい全く安心できない。アレだからね、真選組が本格的に潰されそうになったら私動くからね』



銀時「やばヅラ終わりじゃん」



神楽「ついでにヅラがこれから一生真選組を潰せないという事もこれで知れたアルな」



『えそれ褒めてる？貶してる？』



銀時「つーかお前は恋文の返事の内容考えろ」



『…………。』



新八「いやそこで黙るなよ！！！」










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