【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百六十訓 ページ17

はてさて、どうするか……。






神楽「…ようやく見つけた友達になれそうな奴がヅラとは可哀想アルな。でも教えてやった方が良いアル、アホがよからぬ事考えて潜入してるって」



新八「でも、それじゃあ桂さんが粛清されちゃうよ！」



神楽「でも放っておいたら逆にアフロがヅラに消されるアル」



『うーん……私、個人的には斉藤君が殺られるのは見たくないんだけど』






それに斉藤君は桂君と友達になりたいとか言ってるしなァ…その時点で組織潰そうとしてる桂君とは話にならなくない？


それに口がきけないんだよ…それが弱点にしかならないというかなんというか…。






新八「あっ、そうだ！Aさんが貰ってた手紙、何か書いてありませんかね？」



『え"っ！？』



銀時「あー…確かに話せる様頑張るみたいな感じの内容だったからなァ……ヅラの事とか書いてあるかも」






……え、何か三通目を見せる感じになってない？ちょ待って？もう開くの？心の準備させてよ？






神楽「でもAに会った瞬間渡してたし、絶対書いた手紙持ち歩いてるダロ…恋する乙女かヨ」



新八「渡したくてうずうずしてたんじゃないの？」



神楽「かーっ、Aは押しに弱いんだからガンガンいかないと駄目ネ。乙女側じゃなくて紳士側に回るアル」



『何の話をしてんだ！！！！！！！』






辞めてーーこの手の話は照れすぎて何も言えなくなるから辞めてーー会話が停滞するーーー。






銀時「はい、てな訳でA。三通目見せろ」






辞めてーーーー！！！！！！！






『無理無理無理無理まだ心の準備出来てない！それに今後の方針を決めるのが先でしょ！？』



銀時「ハイ、そういうの良いんでー。大丈夫大丈夫、すぐ終わるから安心しろ」



『ふざけんじゃねーよ小豆バー！！！！！安心なんて１ミリもできる訳ねーだろ！！！！』



銀時「ちょ、いくらなんでも小豆バーは無いんじゃないの！？銀さん確かに小豆好きだしご飯にかけるけど小豆バーはかけねーし！！」






ギャーギャー言い合っているうちに手紙をバッ！と奪われた。おいふざけんな盗んでんじゃねーよ。






銀時「えーと、なになにー…」






絶対殺す。絶対後でこの小豆バー殺す。


ぴきぴきっ、と青筋を浮かべながらも取り敢えず三通目の手紙の内容は聞いてみる事にした。









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