【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百五十四訓 ページ11

手紙の内容が中々に恥ずかし過ぎたけれども、だ。






『………それよりこのさ、』



銀時「？」



『話せる様にがんばります……って、どういうことだと思う』



銀時「あ？そりゃ誰かをお前に見立てて練習したりするんだろ？」



『違う……ッ！！違うんだよ銀時君！！！』






この手紙は一見、



"他の人とは話せるけど照れてしまい私と話す時だけ話せないー！"



みたいに見えるけれど！！！！！！
斉藤君は私だけじゃなく他人全員と話せない訳よ！？

そんな斉藤君が頑張る！？話す！？嫌な予感しかしないんだけれど！？






『練習したりするとしても、だ…斉藤君の身近に居る人間は……』







…………。






…………。






…………。







……………………桂君じゃん。








やべぇ嫌な予感しかしねえ！！！！！







『やっば、斉藤君止めないと！』



神楽「？なんでアルか？」



『実は斉藤君は＿＿＿＿＿＿』








.









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ピンポーン、









.








斉藤くんは人見知りで、と続けようとした時。





…………インターホンが鳴った。





いや普通はお客さんだとかそういうのだと思うんだろう。だがこのタイミングでだと疑念しか持てなかった。



そして言い方は悪いが万事屋は儲かっていない。お客来ない。滅多に来ない。





そして先程話していたのは桂君の正体に斉藤君が気付きかけてるとか何とかだということ。そろそろ正体がバレるということ。



いつ粛清されてもおかしくないということ。





…………つまりは、だ。







「「「「『…………。』」」」」






いやいやまさか？そんなまさか？



そんな訳ないって絶対違うって客だって



じゃあ銀時が見てくるがいい



だが断る



いやここは安全策で雑用係新八にやらせるアル



よし、新八君見てきて



なんでこんなピリついた空気の中行かなきゃならんのですか？絶対嫌なんですけど。



新八お前そこはあれだろ、だが断るって言うとこだろ



知らねーよ







.









…因みに上の会話は全て目でされたものである。







いやだって怖いじゃん。もし斉藤君だったら絶対桂君粛清に来たじゃん。そんで今ここで桂君が粛清される訳でしょ？


ここが乱闘現場になるのは構わないけれど面倒事に巻き込まれるのはゴメンなんだよねそして今は訳あって私情で斉藤君とは顔を合わせづらいんだ。









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