【銀魂】空から女の子が降ってきました。17

第六百五十三訓 ページ10

前回。



銀時君たちが使えないことが発覚した。






『帰るわ』



銀時「待て待て待て待て待て」






席を立ち上がると腰に引っ付いてずるずると引き摺られながらも着いてくる銀時くん。執念凄いな。


とりあえず席に戻ると、銀時君は咳払いをして話を再開した。






銀時「とにかくだ！！そのアフロがお前にクソデカ感情を抱いている事はわかった！ムラムラしている事は分かった！！振るんだ！！！！」



『帰ります』



銀時「嘘嘘嘘嘘違うんだって」



神楽「嫉妬だって素直に言えばいいのに何で肝心な所でヘタレなんだヨ銀ちゃんキモイアル」



新八「それより二通目は読んだんですか？さっき渡してきたものなら読んどいた方が良いんじゃ…」



『…………うん、そうなんだけどね……』






トントン拍子で進んでいく話に少し萎縮してしまう。


うん…新八君と神楽ちゃんはやっぱり有能だな…銀時君はなんか喚いてるけど。






銀時「んだよ、そんなに読むの緊張するんなら俺が音読してやろうか？」



『読むからやめようぶち殺すよ？？？』






新八君の助言もあり、銀時君の脅しもあり。はぁ、と溜息をつきながらも仕方なく、意を決して二通目の紙を開く。






『「「…………。」」』






手紙の内容を見ようと後ろから覗いてくる万事屋三人。私はそれを気に留めず黙って手紙を読み進めた。









『……うん…………』









結果的に言うと、手紙の内容は前と同じ様な物で。



"あんな手紙を送ってしまってごめんなさい、けれど私的に発言の撤回はしたくありませんƵ"



だとか。



"ですが貴方の顔を見れないのも事実ですƵ。存在自体愛くるしくて近づけないのです"



だとか。



"こんな自分はあなたと釣り合っているのだろうかと不安になるばかりで動けなくなってしまいます"

"だからこそ、友人を増やし会話が出来る様になって貴方と気兼ねなく話せる様にがんばりますƵ"



だとか。








…………恥ずい！！！！！







『何この健気な手紙！！最早ダイナマイトなんだけど！！！』



神楽「Aは厄介な奴に好かれやすい習性があるアルな」



新八「いやホント何したらこんなクソデカ感情抱かれるんすか？夜右衛門さん然り…ホイホイ周りの人惹き付けすぎでしょ」







お黙り！！！！！









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