【カゲプロ】狼だぁ〜れだ？【ホラー】

3日目の憂鬱 ページ16

目が覚めた

生きてる

ただそれだけ

死も生も管理されてるこの世界で、もはや思うものはなく、ただただ憂鬱だった

とりあえずロビーに集まる

さて、今日はだれが死んだんだろうか……







いないのは、ヒヨリちゃんだった

ヒビヤがこの場に入れば、可哀想だったと思う

その分コノハが悲しんでいた

にしても狼の狙いが解からない。なぜ霊能や占い＿＿＿狩人が守ってるのかもしれないが＿＿＿を殺さずに、グレーの人を殺すのか

そこまで考えたけど、後はもう面倒になって、考えるのを辞めた

もう流されるままに動こう

『全員そろったようだ。追放会議を始めろ』

「……キサラギは白だった」

「そうか……」

白、すなわち狂人である可能性が高い

皆そう判断したようだった

「そろそろいいだろう。俺は共有者だ」

と、お父さんが手を挙げた

共有者は頼りになる。ここはお父さんに従おう

「で、誰にするの？」

「とりあえず占いの結果を聞こうか」

「う、うん。えっとねセトが白だよ。占った理由は、狼だったら嫌だなぁって」

「ＯＫっす」

「了解〜」

「了解だ」

セトが白か……とりあえずメモっとこう

「ちょっといいかな？今日は僕を選んでくれないかい？」

と、ツキヒコさんが手を挙げた

「同じくだ。他のものを犠牲にするわけにはいかまい。犠牲になって構わぬ」

アザミさんもそれに同調した。人柱……か

「私も……いいよ」

気付いたらそんなことを口走っていた。もう生きる気力が残ってないのだと思う

「ちょ……！A落ちつけ。俺たちは絶対に勝たなきゃならないんだぞ！」

「だって……もういやだ！こんなの！」

「……嫌なのはだれだって同じっす！！！」

「だから！……勝たなきゃならないんでしょ？母さんのためにも……ね？」

「！！！」

私は今まで何を勘違いしていたのだろう

そう思うと、涙が込み上げてきた

馬鹿だ、諦められるはずが無いのに









「今からでも遅くない。絶対に勝つぞ！」

「…………うん！」

お父さんの一言で私は気持ちを取り戻した





元はと言えば、この人狼ゲームをメカクシ団に広めたのは自分だ。

だから自分が一番慣れている

よーく考えればわかるはず。狼の存在が

今は狼は2匹、霊能者、占い。両方生きている

狂人は死んだ……いや、まだ仮にしておこう。とりあえず

……まだわからない

まだピースが足りない

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