2日目の悲哀 【残り15人】 ページ15
キドが震えているのは、自らの手でかモモを……からか
「嘘……ですよね。団長さん……?」
「嘘じゃ……ない」
「モモちゃん……」
「私が占い師だって!皆信じて!」
「……とりあえず二人とも今日の結果を教えてくれ」
シンタローも心なしか動揺してるように見える
実の妹だもの……当たり前か……。
「先生が白!」
「シンタローが白だよ。理由は頭いいから敵に回したらいやだな……って思って」
「わかった」
「了解」
「OK」
「えっと私も理由……怪しかったから!」
理由も言動も、完全にマリーの方が占い師っぽい
完ぺきと言える
完ぺき?あのマリーが?
マリーならいつもはおどおどして言えないのでは……
まぁ考えすぎか
そんなとき、タイミングを見計らったようにお父さんが帰ってきた
「待たせて悪かった。今、どんな状況だ?」
「ヒビヤ君黒だってさ。で、マリーちゃんが先生に白、モモちゃんがシンタローに白」
貴音さんが落ちついた調子で話す。
「そうか……」
「せ、先生!信じてください!私が占い師です!」
「…………」
お父さんは何も言わなかった。というより言えなかったのかもしれない。
『投票の時間だ。部屋に戻れ』
「そ、そんなぁ……」
モモの絶望した声が聞こえる
仕方ない。逆らえないのだから……
絶望してるのは皆一緒だ。お父さんを除いて。
『投票終了だ。今日は……木戸つぼみ。お前が殺れ』
後、2回。後、2回で私の番だ
『追放終了だ。各自昨日の通りに過ごせ』
銃声がしなかった。きっと様々な道具があるのだろう。
こんな調子で、明日霊能者であるキドは大丈夫かな?
でも、私にはどうすることもできない
適当にごはんを済ませて、私はとっとと寝た
もはや、自分の生死などどうでもよくなってきた
投票結果:小桜茉莉 1票 如月桃 14票
47人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
東方黒蛇愛(プロフ) - ほら、出来たぞ。さっさと更新しろ。 (2014年11月30日 6時) (レス) id: 0148451f5e (このIDを非表示/違反報告)
東方黒蛇愛(プロフ) - はせがわ@断じて腐女子ではないさん» タクっ…。さっさと更新しろ。 (2014年11月29日 16時) (レス) id: 0148451f5e (このIDを非表示/違反報告)
はせがわ@断じて腐女子ではない(プロフ) - 東方黒蛇愛さん» うぅ……忙しかったんだよ……忙しくてゲームできなかったんだよぉ……たまにはやりたかったんだよ…… (2014年11月29日 16時) (レス) id: b8438eaa16 (このIDを非表示/違反報告)
東方黒蛇愛(プロフ) - はせがわ@断じて腐女子ではないさん» 書けたのは良いけど、遅いぞ…。しかも理由がゲームとは馬鹿ですか! (2014年11月25日 16時) (レス) id: 0148451f5e (このIDを非表示/違反報告)
はせがわ@断じて腐女子ではない(プロフ) - 東方黒蛇愛さん» 了解しました!!! (2014年11月24日 12時) (レス) id: b8438eaa16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はせがわ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/32899322fc51/
作成日時:2014年10月20日 14時