一日目 ページ12
※エネは貴音です
「始まった……な」
「そうだね……」
「その前にちょっといいかしら?なぜ自分がここにいるかはわからないけど自己紹介させてくれない?」
「あ、どーぞ」
「私はシオン。マリーの母よ」
「お母さんにまた会えてうれしい!」
仲睦まじい親子を見て祈る。あの二人が引き裂かれないように……
「ま、俺は解かると思うが楯山ケンジロウだ。で、こっちが妻のアヤカ」
「よろしくね」
「コノハさん!また会えて感激です!」
「うん……」
「…………」
不憫なヒビヤ少年にも生き残ってほしい
で、一番気になるのは……
「えっと……私の母の___」
「アザミだ」
シオンさんの声を遮るようにして言ったこの人はアザミと言うらしい
「カゲロウデイズでは孫を救ってくれて感謝している。だから私に投票してくれ。まだお前らには未来があるだろう。な?ツキヒコ」
「そうだね」
ツキヒコと呼ばれたその人はシオンさんのお父さんだろうか
「申し訳ないが、そういうのならご厚意に甘えさせていただく。それでいいかみんな?」
全員がうなずいた
「それでいいよ。僕達が少しでも役に立てれる方法だから」
人柱。狩人や共有者たちが投票されるのを防ぐため、進んで村の犠牲になる人たち
私には縁遠い話だ
「とりあえず何か役職あるか?」
「私、占いです。セトさんが白でした」
確か初日の占いはランダムで結果が出る
「モモちゃんが占いね。OK」
「霊能はどうだ?」
すると……
「待ってみんな!私が占いだよ!」
マリーちゃんが震えながら手を挙げた
占いが二人出るのは珍しいことではないこの場には狂人もいるのだから
「で、マリー。結果は何どうだったんだ?」
「そ、それがね……」
少し俯きながら、私の横を指差す
「ヒビヤが……黒なの……」
「「「!?」」」
初日から……黒が出る。それは好ましいことだ。けれどもこれは……
人狼も残酷だが、占い師も残酷かも知れない。反射的にそう思った。
「ヒビヤ、何か役職は?」
「……ないよ。村人」
ヒビヤは少し動揺しているが、淡々と答えた
「決定……だな」
「ま、まって!占い師は私だよ!?マリ−ちゃんが嘘を言ってるかも知れないじゃん!」
「モモちゃん……」
「申し訳ないけど、ヒビヤ君に投票して、明日霊能者さんに白だったか黒だったか教えてもらうしかないよね」
「そう……だな」
「そう……だね」
シンタローと貴音さんが言った
それ以降は皆、口を閉ざしてしまった
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東方黒蛇愛(プロフ) - ほら、出来たぞ。さっさと更新しろ。 (2014年11月30日 6時) (レス) id: 0148451f5e (このIDを非表示/違反報告)
東方黒蛇愛(プロフ) - はせがわ@断じて腐女子ではないさん» タクっ…。さっさと更新しろ。 (2014年11月29日 16時) (レス) id: 0148451f5e (このIDを非表示/違反報告)
はせがわ@断じて腐女子ではない(プロフ) - 東方黒蛇愛さん» うぅ……忙しかったんだよ……忙しくてゲームできなかったんだよぉ……たまにはやりたかったんだよ…… (2014年11月29日 16時) (レス) id: b8438eaa16 (このIDを非表示/違反報告)
東方黒蛇愛(プロフ) - はせがわ@断じて腐女子ではないさん» 書けたのは良いけど、遅いぞ…。しかも理由がゲームとは馬鹿ですか! (2014年11月25日 16時) (レス) id: 0148451f5e (このIDを非表示/違反報告)
はせがわ@断じて腐女子ではない(プロフ) - 東方黒蛇愛さん» 了解しました!!! (2014年11月24日 12時) (レス) id: b8438eaa16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はせがわ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/32899322fc51/
作成日時:2014年10月20日 14時