刀剣女士 よんじゅうろく! ページ8
夜叉黒雪side
ゾワッ
『うああっ…なに今の』
長谷部「うるさい、早く主の書類へ手を伸ばさんか!」
『えー…そこは心配してよ。でも本当になんだったんだろ』
翠「何がだ?」
『いや、なんか背筋をゾワッと…』
翠「は?…風邪、とか?」
『刀も風邪引くの?』
翠「…さあ?」
長谷部「…心配なら後で石切丸のところにでも行ってくるんだな。…別に俺は心配などしていないからな!!分かったか!!」
『ありがとう!やっぱ長谷部好きだわ!!』
長谷部「なっ、す、きって…ッ〜〜」
『おりょ?顔真っ赤〜』
長谷部「貴様ッッ」
翠「まじお前ら早くくっつけよ」
一期「それは許しませんぞ!」
三日月「主よ、聞き捨てならないなあ」
鶴丸「流石の俺も容赦しないぞ?」
翠「セコムどこから湧いてきた。散れ」
本丸は今日も平和だねぇ。
ただ…さっきのは本当に風邪や気のせいだったのか。
はたまた悪い何かの前触れか…。
『石切丸さんのとこ…行っとこうかなぁ』
この時、悪夢はすぐそこまで迫っていた───。
長谷部「見習い…ですか?」
翠「ああ、ついにこの本丸にもやってくる」
僕達は大広間に集められていた。
“見習い”
それはこの本丸をブラック本丸に変えた存在。
翠「すまない…俺だって断ろうとしたんだ。だが…政府はこの本丸に見習いを送ることを決定していた」
薬研「…大将のせいじゃねぇ。気にすんな」
厚「次こそ、俺達が大将を守るぜ!」
やっだぁ大将組いけめん。
それにしても…随分と政府は腐っているらしい。
ブラック本丸になると理解した上で汚い素性の人間を送り込んでは、刀剣達に処分させているようなもの。
『次は僕だって動くよ』
翠「…くろ」
『僕がいなかったとき、皆はくそみたいな人間に散々痛めつけられた。次の人間がそんな奴等と同じなら僕は即座にその首を撥ねる』
親指を立て、首の前で横に動かす。
それを見て翠は顔を青くしながら笑っていた。
鶴丸「それにしても…政府は何考えてんだろうなぁ」
倶利「俺に聞くな」
燭台切「まあまあ、鶴さんも伽羅ちゃんも…ね」
政府は何を考えているのか…ねぇ。
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火狩 - 終わりでも続きみたいです。時間があれば更新してほしいです (8月17日 15時) (レス) @page16 id: 1ca09d8d18 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 終わりなんですか...悲しいです.... (2022年3月22日 15時) (レス) @page16 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
インマニエル - お、終わりにしないでくださいぃぃ!!続きがみ、見たいですぅぅ!! (2021年3月22日 16時) (レス) id: b8bed17887 (このIDを非表示/違反報告)
カナト - 私この話が大好きなので続きが楽しみです!何回も読み返すほどです(笑)更新楽しみにしています(*^^*)頑張ってください!気長に待たせていただきますね(*^^*) (2019年7月30日 0時) (レス) id: f191d1a880 (このIDを非表示/違反報告)
露っ子 - コメント失礼します。読んでて凄く面白かったです!私も刀剣女士のネタで書いていて、貴方みたいに上手く文で表したいと思いました!更新、頑張って下さい!待ってます! (2019年6月20日 20時) (レス) id: b611b0dcce (このIDを非表示/違反報告)
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