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結果 ページ8

翌朝
生徒達は掲示板の前でざわついていた
昨日のオーディションの結果が発表されたのだ
そんな中、哀葉は別段その結果を気にも止めず、虎石を探していた

(あ、みっけ)

『どーだった?赤トラ』

哀葉は虎石の肩に腕を置く

「っと、お前な、いい加減呼び方固定しろよ。…受かったぜ?しかもスター枠入り」

ニッと彼は笑って掲示板を指差す。"team柊 虎石和泉"確かにそう書いてあった

『おめでと。ケーキでも作るか』

「いいっつのガキじゃねーんだし。ていうかお前は?」

何も疑いもせずに彼は聞く。哀葉が落ちるなどと一ミリも思っていないのだろう

『え?落ちたよ』

「………え"っ!?」

虎石は慌てて掲示板を見て、彼女の名を探す
だがいくら見ても名前は見つからない

「マジかよおい…」

『だから言っただろ?落ちるって』

まるでそうなることが分かっているような笑顔
そんな哀葉に彼は違和感を感じていた

「お前、何かしたのか?」

『やだな、人聞きの悪い』

教室に移動しながら、虎石は不満をもらす
オーディション中ずっと一緒だったからこその不満
彼は彼女の実力を理解していたし確信もしていたのだ
落ちるはずがないと

『さぁさぁ虎石少年、同じチームの人々に挨拶してこいよ。丁度同じクラスだしな』

「おい押すな…!」

向かう先は、学年トップの成績を誇る辰己琉唯の元へ

『辰己、申渡、卯川だね?』

「?うん、そうだけど。君は確か、黒崎だっけ?」

『お、覚えてくれてたのか』

話しかけると真っ先に反応したのが辰己だった

「まあ、第一印象が強かったからね。自然と覚えるよ」

『学年トップのルイちゃんに覚えてもらえるとは光栄だね』

「ルイちゃん…?」

「おい、気軽に変なあだ名付けんのやめろって」

虎石が止めに入る。だが辰己は気にしていなかった

「君は虎石だね。同じチームとしてこれからよろしく」

「おお、よろしくな」

と、挨拶が済んだ所で卯川が口を挟む
何処か不機嫌だ

「虎石君はともかく、なんで黒崎君もいるわけ?チームじゃないでしょ」

『同じクラスの人と仲良くなりたいと思うのは普通じゃねえか?』

いたって普通の返答に卯川は黙った
今のは完全に嫌味な言い方をしていたからだ

『俺は学年トップだとかチャラ男だとかスターオブスター枠とかどうでも良いんだよ。楽しければ誰とでもつるむさ』

「その考え方はいい考え方ですね」

申渡は肯定した

『うん、君は良い人だな。サルちゃん』

だが、あだ名はどうにかした方が良い

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設定タグ:スタミュ , 虎石和泉 , うたの☆プリンスさまっ♪   
作品ジャンル:アニメ
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ディー&ダム(プロフ) - 誰が喋ってるか分からないので、分かりやすくしてもえらると助かります。 (2017年1月21日 11時) (レス) id: 9c7bed322d (このIDを非表示/違反報告)
春月(プロフ) - lightjokerさん» ご指摘ありがとうございます。修正しましたので、ご確認ください (2016年10月4日 22時) (レス) id: 3cb9b28fc9 (このIDを非表示/違反報告)
lightjoker(プロフ) - 連続ごめんなさい!!ページ13の名前変換も出来ないです。 (2016年10月4日 19時) (レス) id: b2450b22ee (このIDを非表示/違反報告)
lightjoker(プロフ) - すいません。ページ4の所の名前変換が出来てないです (2016年10月4日 19時) (レス) id: b2450b22ee (このIDを非表示/違反報告)
滝原つな(プロフ) - 春月さん» 直ってましたよー!ありがとうございますm(_ _)m (2016年6月26日 4時) (レス) id: 3f531b701b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春月 | 作成日時:2015年11月6日 0時

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