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「 っ、はぁ…はぁ………あっうそ折れてる 」
教室の前まで戻ってきたところで私は握りしめていたチョークが折れていたことに気づいた。
「 …なんて言おう、じゃなくて。昨日のことちゃんと聞き出さなくちゃ 」
サ「 とりあえずAの前で話さないように。あの子は心配性だし今回は本当に危険なことだから 」
_「 はーい 」
教室から聞こえる会話。
危険だったら尚更、教えてくれなきゃ心配になるよ…
サ「 きゃ！？A！？ 」
顔を上げると、空いたドアの前で驚いたまま動かなくなったサニー先生がいた。
「 あ、えと……持ってきました… 」
サ「 もういやだ、全部折れてるじゃない笑
なんでそんなに握っていたのよ笑 」
「 急いでたら…あはは、」
視線に気づいてふと教室の奥を見ると、焦る私を怪しげに見るBlack Ice の皆がいた。
サ「 書けないこともないから良いんだけど…今度は気をつけてねA 笑 」
「 すみませんでした笑 」
朝学はすでに終わったのかサニー先生はいつの間にか消えていて、2年V組は騒がしくなっていた。
「 ……ねぇ 」
大「 ん？ 」
大我が膝をポンポンとするので、私は大我の膝の上に座る。
「 昨日本当は何があったの？オオカミ族と戦ったんでしょう？なんでそんなに私に秘密にするの？ 」
Black Iceのみんなに問いただそうとすると、2年V組全体が静まり返ってしまった。
樹「 A、それ誰から聞いたの？ 」
「 えっと…事務室の… 」
大「 困るな 」
「 え？ 」
大「 俺たちですら知らない話だ 」
ジェ「 そうだよAー 」
�癲� それよりさ、最近話題のあれ食べた？ 」
慎「 俺まだ 」
北「 お前人生損してんぞ 」
慎「 ええっ放課後そこ行こうぜ！？ 」
樹「 嫌だわなんでお前だけの都合で笑 」
…どんどん違う話に逸れていく。
でも皆がそこまで気にしていないってことは、本当に何もなかったのかな…
大「 ほんと、騙されやすいな 」
「 え？何か言った？ 」
大「 いや何も 」
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続く (更新停止中)
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作者名：お 酢 | 作成日時：2019年3月19日 19時
