神威に拾われました【銀魂】

３１話目 ページ34

結局神威一人で倒しちゃった


相手が倒れて一言目が“これ美味しいかな”

呆れた

呆れ倒した


『阿伏兎に聞いてみよっか..』


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「どこで拾ってきたんだそんなもん」

「地下道」

「みち草食ってたのか？だから帰りが遅かったんだな。もうちょっと遅かったら捜索部隊出動するとこだったぞ」

苦労皺がくっきりと浮き出てる阿伏兎

『阿伏兎これ食べれると思う？』

後ろに控えてる巨大な怪物の亡骸

「食べたら腹壊すだろ」

『だってよ神威、どうする？』

「どうにかしてよ」

「どうにかするっつっても...料理場に聞いてくる」


ったくいま首数えるので忙しいのに面倒な物持ってきやがったすっとこどっこい

と言っていたのは聞こえないフリ


たしかに慌ただしくうちの団員が仕事してる

大きめの箱運んでると思ってたけどあれ首が入ってたのか

春雨幹部もエグいこと要求してきたな.....


結局この怪物は毒があるらしく、免許を持っていないと捌けないらしい




落ち込む神威


どんだけ食べたかったの


あの怪物はあの星に置いてきた
今は首を本部に移送中


『そんな落ち込まないでよ。』


案外子供っぽいところもある神威

まだ諦め切れないらしい


『なんか好きな料理作ってあげるから機嫌直して。なに食べたい？』

「ハンバーグ」



あの肉と野菜を丸めて焼いたやつか

地球特有の料理だ



『美味しくできるかわかんないけど神威の機嫌が治るならハンバーグでお腹いっぱいにしてあげよう』






つくづく神威に甘い気がする

阿伏兎の承諾を得て台所を借りる


食料庫から必要な材料を選んで持ってくる


なにも言ってないのに神威は手伝ってくれた

仕事もこのくらいやってくれればいいのに



作ってもらってると言う感謝からか

気遣ってくれてる


レシピを調べて手順通りに作っていく

神威はなにをすることなく真横に立ってる


『緊張するんだけど』

「気にせず続けて」

『そんな無茶な！』


神威の胃袋を満たすべく大量の肉と野菜と卵を用意したので冷たいし重労働、こねるのも一苦労


「俺もやる」

あっという間にこねていた物は取り上げられて神威の手が突っ込まれる


こねるのは自分でもできると判断したのか手伝ってくれた


「一緒に料理作ってると新婚みたい」


神威が爆弾を落とした

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