神威に拾われました【銀魂】

２７話目 ページ30

神威との添い寝事件発生から3日


神威を見ると今までの恥ずかしい思い出と間近にあった神威の顔を思い出して取り乱しまくって3日経った



神威との接触を避けるようになって

話しかけられても

阿伏兎を身代わりに置いて逃げた



ごめん阿伏兎

君の勇姿は忘れない

安らかに眠って


「俺は死んでねえよ。すっとこどっこい」


廊下で後ろから声をかけられ

阿伏兎が持ってた紙で軽く頭を叩かれる

バシッ


あれ、今の口に出てた？



「最近どうしたんだお嬢、俺を身代わりとして神威に差し出しやがって。お嬢が団長の事避けるから団長は機嫌悪ぃんだよ。八つ当たりされてる俺の身にもなれよ」


『その説については大変申し訳ないけどもうしばらく耐えて』


この三日間で身代わりになった回数は少なくない


「お前反省してねえだろ、明日になったら俺が宇宙の埃と化してもおかしくねえくらいなんだよ。何があったんだ」



別に特に決定的な事が起きたわけじゃない

ただ思い出して恥ずかしくなってるだけ


『神威の顔見ると取り乱しちゃうから阿伏兎身代わりになって！』


「なんで人の色恋沙汰に命かけなきゃなんねえんだ。団長の機嫌取りはお嬢の十八番だろ」


『私神威の子守になった覚えないよ！得意技でもないし、しかも色恋沙汰ってどうゆうこと？』


「まだお嬢気付いてねぇの？」

え？気付くって何を？

阿伏兎にどうゆう意味だという顔を向ける

「こりゃ団長も前途多難だな」

『え、まってまって。神威に好きな人がいるってこと？』

「違くないけど違う」
(勝手にお嬢にバラしたら団長に殺されちまう)

『どうゆうこと？』


「なんでもない。とにかく団長への態度どうにかならねえのか」

俺の身が持たねえよ と呟いている




確かにいつまでも阿伏兎に頼ってはいけない



よく考えたら他人に勝手に思い出し恥ずかしされて避けられるって確かに機嫌悪くなるかも。



勝手に恥ずかしがって何してんだって思うな

それは私がされたら気持ち悪いな

『神威に不快な想いさせないように気持ち切り替えるわ！ありがと阿伏兎』


とりあえず話しかけられてもちゃんと普通にしよ

意気揚々と自室に戻った









「め、面倒な事になっちまった。いよいよ団長に殺されるな....」

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