神威に拾われました【銀魂】

８話目 ページ11

あーあ

とうとうこの日がやってきちゃったよ


ベットに横になったまま思考をめぐらす

今日は地球での接待の日

よくよく聞いてみたら神威とか阿伏兎は吉原に用があるらしい

あの会議の後決まったらしい


私が惨めな思いしてる間にあの2人は鳳仙の旦那と会う

羨ましい限りだ

早く終わらせて吉原行こ


重い体を起こし、身支度をしてご飯を食べに行く


ガチャ

「おはようA」

『かむ.....い？』

びっくりした
朝から気配消して部屋の前でスタンバってるのやめてくれ

というかこんな朝早く起きてるの珍しい

『今日は重要な任務あるから早く支度したいの、そこ退いて』

「重要な任務って接待のだよね」

『そうだけど....』

「じゃあ通さない」

ナニ言ってるのこの人

廊下を神威の体で塞がれる

『神威のせいで受けることになったようなものだから避けて、しかもそっちは鳳仙の旦那との予定があるじゃん』

諦めたのか体を傾けて道を作ってくれた

私の肩に手を置く

「危機感持って接待しな。身の危険を感じたら遠慮なく潰していいよ」

神威が忠告してくれてる.....

彼なりに心配してくれてるのかと思うと可愛く思える

『うん、ありがと』

「あとこれ着ていきな」

少し大きめの小袋を渡し、神威は自室に戻っていった



ガサッ
中身を確認する


それはとても綺麗な濃紺のチャイナ服

なに柄じゃない事してるんだか


嬉しいようなくすぐったいような気持ちになる


『ありがと神威』


汚したらもったいないので着替える前にご飯を食べてこよ

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