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第45話 ページ4

ニコ「大我だって、何も言ってないんでしょ?」

そいつの一言はかなり突き刺さった。

あいつの様子は変だった。
記憶のような元気もない。
雰囲気も暗い。
常に上の空。

…なら、俺は。
そこまで変わった何かはない。
この髪位なもんだ。
あいつからしたら、それ以外に変わったことなんて、俺にはない…筈がない。

医師免許を剥奪されて、変わってない訳がない。

大我「…」

ニコ「大我〜?Aさんやっぱメッセージすぐ返ってくる」

西馬ニコがAのことをさん付けで呼んでいるのには違和感しか感じないが、仲がいいらしいからそんなもんか。

…西馬ニコが少し、昔のAに似ているのは俺も、A自身も分かっているだろう。

あいつの雰囲気が変わったのだって、何か理由がある筈…

大我「メッセージをすぐ返すなんて…あいつ、暇なのか?」

あいつは小児科医で、それなりに忙しい筈だ。
明日も仕事なんじゃないのか。

…まさかあいつも医師免許がないのか

なんて有り得ないことまで考えてしまった。

5年ぶりに会った、他人に近い知り合い。5年の長さを感じさせられた。



…こんなことを、Aのことを、延々と考える俺は、どうかしている。

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いかちゃん(プロフ) - 完結しましたが、とても続きが気になります!大我さんカッコいいです!はる様のご都合が大丈夫であれば続きが欲しいです。作品面白かったので。いきなりすみませんでした。 (2018年4月2日 2時) (レス) id: f9631b2782 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2017年7月24日 21時

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