第56話 ページ15
大我「じゃ…電話切るぞ」
A「あ、うん。長電話ごめんってニコちゃんにいっといて」
大我「あぁ、分かった」
A「…今度、また会おうよ。今度はお互いに猫被んないでさ」
大我「…別に猫は被ってねぇけどな」
A「え?あ、確かに猫は被ってないかも…ま、いいや。今度はちゃんと話そう。その…大我の仮面ライダー?のことも聞きたいし」
大我「…気が向いたらな」
A「…楽しみにしてるよ」
向こうに電話を切られる。
俺はずっと隣に立っていた西馬ニコに端末を返す。
大我「…」
ニコ「…良かったじゃん、ちゃんと話せて」
大我「…あぁ」
今回ばかりはこいつに少し感謝してやろう。
大我「…誰に聞いたんだ、Aのこと」
ニコ「んー、天才外科医さん」
大我「…お坊っちゃんか」
ニコ「そう」
お坊っちゃんにも…感謝って訳か。
…悪くは、ない。
俺は後ろで通話代がどうのこうのと騒ぐ西馬ニコを無視して廃病院のなかに戻った。
ニコ「ちょ…待ってよ大我!お礼の言葉とかないの!?」
大我「…ありがとな」
適当にあしらい、俺は長い1日を終えた。
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いかちゃん(プロフ) - 完結しましたが、とても続きが気になります!大我さんカッコいいです!はる様のご都合が大丈夫であれば続きが欲しいです。作品面白かったので。いきなりすみませんでした。 (2018年4月2日 2時) (レス) id: f9631b2782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2017年7月24日 21時