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第53話 ページ12

ニコ「たい、が…」

大我「何の話してんだよ…!」

A「…」

ニコ「何の話って…た、大我には関係ないでしょ!」

大我「ふざけんな!医師免許がどうのこうのって…何勝手に他人のこと喋ってんだよ!」

ニコ「ちょ…大我」

A「え…?」

大我の叫び声が聞こえたらしく、Aさんは純粋に疑問を口にする

A「大我…?ニコちゃん、大我に代われる?」

ニコ「う、うん…」

どうすんのこれ…。大我自分から墓穴掘ったし。

ニコ「大我…」

大我は半分私の携帯をひったくるように受け取り、耳に当てる。

A「ねぇ大我。医師免許…何かしたの?」

大我「…お前、今こいつから聞いたんじゃねぇのか…?」

ニコ「何も言ってないって…」

小さい声でそう言うと、大我は顔を更にしかめる。

A「ねぇ大我。何かあったの?」

電話越しに聞こえるAさんの声は、いつもの優しい感じとは、違って。

大我「Aは…何の話してたんだよ」

A「え?それは…まぁ、私…」

Aさんは言うのを躊躇っている。

大我「…お前に5年ぶりに会って、何かおかしいとは思ってたんだよ。やっぱりお前何かあったんじゃねぇか」

A「…その言葉、そっくりそのまま返すわ。大我、何があったの」

大我「…」

A「…言ってよ。私、大我が実は今医者じゃないって言っても、全然引かないよ」

Aさん、分かってるのかな、流石に。

大我「…ったく…仕方ねぇな」

大我は嫌そうな顔をしながらも、口を開く。

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いかちゃん(プロフ) - 完結しましたが、とても続きが気になります!大我さんカッコいいです!はる様のご都合が大丈夫であれば続きが欲しいです。作品面白かったので。いきなりすみませんでした。 (2018年4月2日 2時) (レス) id: f9631b2782 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2017年7月24日 21時

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