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五条さんは、さっきと同じように卑屈だね、と笑ってまた歩き始める
「五条さんはずっと一緒にいた相手に似たところってあるんですか？」
「え、なんで？」
「いや、そう言うくらいなら経験談なのかと」
まぁ一般論なのかもしれないけど、言い方が少し経験っぽかったし
「あるよ」
「へぇ、なんか意外です。どんなところですか？」
なんて、会ったばかりの人に聞くことじゃないか
五条さん自身のことすらろくに知らないのに聞いてもね
「それは秘密ー。君に言ったところででしょ」
ケラケラと笑う五条さん。うん、正論
自分でも思ってたところだし
「ですね。すみません」
でもこんな会話でもしてないと、悠仁くんのことばかり考えて不安になる
無事といえば無事って、本当に何？変に誤魔化さずに教えてくれてもいいのに
誰かを亡くすのなんてもう慣れてるんだから
「Aはさ」
「…はい？」
「人が呪霊に殺されてるのを見た事あるって言ったよね」
「ありますけど、それが何か」
「その殺された人は知らない人？」
「知らない人がほとんどですよ。まず知り合い少ないし」
ちょっと、自分で聞いておいてなんですかその顔。別に好きで一人でいるんですから放っておいてくださいよ
「…ほとんどってことは」
誤魔化すようにわざとらしく咳をして僕を見下ろす五条さん
少し心配してくれるのかな。顔見えないけど
まぁ、隠すことじゃないし別にいっか
「母がそうです」
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洸 - まさかの兄虎杖…！続き気になります！ (2022年4月23日 15時) (
レス) @page7 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
まいむ(プロフ) - 面白かったです!お気に入り登録失礼します (2022年4月21日 7時) (レス) @page7 id: f87a093414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
作成日時：2022年4月13日 13時
