大切なおはなし ページ3
それから風呂に浸かるのも体を洗うのも莉犬くんにされた
勿論、体を拭くのも服を着せるのも莉犬くんだ。何この羞恥ぷれい……恥ずか死ぬ!!!!!
けど、私は話さなくちゃいけない事がある
貴女｢……莉犬、くん……｣
莉犬｢……はい！なんですか？｣
テキパキと後片付けをしてる彼に声をかけるとパッと振り返って可愛い笑顔を向けてくれた
貴女｢2人でお話したいことがあるんです……とても、大事なはなし…｣
莉犬｢……！は、い……
では、これが終わったあとに……中庭にでも行きましょうか…！｣
ｺｸﾘと頷き
莉犬くんが仕事を終えた頃、また行きしの時と同じ様に私を抱え車椅子で移動した。中庭には、沢山のお花が綺麗に咲いており、中心に囲むのは赤と白の薔薇だった
その中にはとても綺麗でおしゃれな東屋があった
彼はお茶とクッキーを持ってきて私の前に置いてくれた
莉犬｢あの、それで……お話とは？
あ、この飲み物はお茶と言ってですね！｣
貴女｢知ってる、緑茶……でしょ？｣
莉犬｢…………え、俺……お茶の種類までは教えたこと……
え……？｣
貴女｢私、お姫様なんかじゃないよ…
どういう訳かは分からないけど成り代わっちゃったみたいなんです。私は生まれも育ちも日本で莉犬くん、いや、すとぷりの事も知ってます
なんならファンで憧れでした｣
莉犬｢え、ええ！？転生ってこと？え、てかリスナー！？｣
貴女｢……ﾌﾌ はい。あなたの歌声に惚れた1人です｣
莉犬｢……！……っ、そっか……嬉しいよ、ありがと〜っ！｣
貴女｢けど、莉犬くんはどうして？それにこの世界は何なんです？｣
莉犬｢ここは……えっと、転生したらスライムだった件ってアニメの世界で……えと、わかる？｣
貴女｢……転スラ！？
あー、なるほどそれで……｣
莉犬｢あ、よかった！知ってたんだね！
それで、実は俺もリムルと同じ転生者なんだ！何故かこの姿だけど……｣
貴女｢そういえば、公式通りのお姿ですね？｣
莉犬｢うん。だからか俺は人身売買されるにはもってこいの人物だった｣
貴女｢……っ！｣
莉犬｢でも、そっか……
きっと姫は、あの事件の日に亡くなったんだろうね｣
貴女｢……いいえ、微力ですが私以外にも感じます。誰かの気配が……だけどコレは……心残りに近い感情…だと思います｣
莉犬｢心残り……？｣
貴女｢……恐らく、なので断言はできませんが……｣
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜紀ｷｴ… - タグ諸々のルールをよく確認くださいませ。 (2023年4月7日 20時) (
レス) id: 398136e72e (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年2月22日 14時) (レス) @page18 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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