いちごの王子は頑張り屋さん。

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ころんside


貧血で限界の体を動かしてリビングに行くと、さとみくんと莉犬くんがソファで寝ていた。
一瞬ひやっとしたが、2人とも爆睡してるようで全く目を覚まさない。

今のうちに、と薬箱の薬を持てるだけ持つ。
あとは..薬を飲む時の水か。

冷蔵庫から水が入ったペットボトルを取りだし、足早に自室へと向かう。
鍵をかけ、安心したと同時にどっと疲れが押し寄せてきた。

椅子に座り込み、早速実践しようと薬を片っ端から開封していく。
ある程度出したところで、少し怖くなってしまった。

もしかしたら自分はもう死んでしまうんじゃないか。
苦しくないというのは嘘で、実はすごく苦しくなってしまうんじゃないか。

躊躇してるうちに貧血がさらに悪化し、疲れと睡魔が襲ってきた。

..いやだ、寝たくない..っ

寝たら、またあの夢をみてしまう。
もう嫌だ、傷つきたくないの。


こ｢..ぅ、ぁ、、｣


必死に手を伸ばし、カッターを手に取る。

嫌だ嫌だ嫌だ寝たくない寝たくない寝たくない寝たくない。

ｼｭｯ..ｼｭｯ...ｻﾞｸｯ....ｼｭｯ...

僕は寝たくない一心で自分を切り刻み、意識を手放した。





るぅとside


ｶﾞﾀﾝｯ

る｢..は？｣

どうもるぅとです。

今作業に一区切りつけて、休憩しようと思ったとこなんですけど。
何の音ですか。めっちゃこわいんですけど。

何事かと思い、廊下へ出ると同じようになーくんも廊下へ出てきていた。

る｢なーくん！お疲れ様です、あの、今なんか変な音しませんでしたか、？｣

な｢お疲れ、るぅとくん。だよね、俺も思った。誰の部屋だろう..｣

なーくんと話していると、今度はジェルくんが出てきて。

ジ｢2人とも、なんか今変な音せぇへんかった？
遠井さん録ってたから気のせいかもなんやけど..｣

ジェルくんにも聞こえたんだ。
今いないのは莉犬とさとみくんところちゃん..？
すると、

さ｢おーい、今誰か転んだ？｣

莉｢痛そうな音したよー、大丈夫？｣

さとりーぬが並んで廊下に出てきた。
ということは、、

る｢ころちゃんっ？！｣

僕の声に反応したのはさとみくん。

さ｢ころんなら数十分前に薬持って多分部屋行ったと思うぜ。｣

な｢今日はさとみくん以外ころん見てなさそうだね、行こう、みんな｣

莉さジる｢うん／はい..っ｣





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キリよかったから切るね(＞＜)
次ラストです！！

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