六十六話 ページ21
放課後になった瞬間私は自教室を出て泉先輩の元に向かった。そして3-Aの教室を覗くと自分の席で帰る支度しているようだった。支度が終わり教室から出ようとしてると私に気づきいたのか少しスピードを早めて私に近づいてきた。
泉「Aじゃん、どーしたのぉ？」
「あの！泉先輩、これクッキーです！受け取ってくれますか………？」
泉「あぁ、本当に作ってくれたんだ……ありがとう。受け取ってあげるぅ〜」
「よかったぁ〜」
？「ちょっとぉ？？セナっちばっかずるいんだけどぉ〜？」
「薫先輩には朝あげましたよね？」
薫「それは義理でしょ！俺は本命が欲しの！」
泉「羽風？今すぐその口縫って一生バレンタイン楽しめない口にしてやろうかぁ？」
薫「ひぃ！じょーだんだよ！」
泉「ふーん？まぁ……
Aが俺以外に本命渡すの俺が許さないからねぇ〜？」
「へ！？」
泉先輩はそう言うと私の後ろに来てハグをしてきた。これはつまり"バックハグ"と言うやつだろう。更に泉先輩は私の頭の上に顎を乗せている。
そのことにより私と泉先輩の距離はゼロに近い。
薫「もうセナっちたら、Aちゃんパンク寸前だから手加減してあげてよ？」
泉「羽風には関係無いでしょぉ〜？ほらA行くよぉ〜？」
「ひょえ！？あ、はーい！」
薫「Aちゃんバイバイ〜」
そして3-Aから泉先輩と一緒に離れると泉先輩に手を引かれ玄関とは違う方向に歩き出した。
「？泉先輩？玄関あっちですよ？」
泉「こっちに用があるのぉ〜」
「用？」
その用事に私が必要なのかはわからないけど、手を引かれるがまま着いていくとどうやら目的地はセナハウスのようだ。忘れ物でもしたのだろうか？
泉「はい、そこ座って」
「え？わかりました……」
言われるがままピアノの椅子に座ると横に泉先輩が座った。長細い椅子とはいえ、二人で座るには少し小さすぎた。そしてまた私たちの距離はゼロになった。
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匿名 - 話の内容はすごく素敵でした！ただ、気になった点は、そろそろって言うところにだんだんと使っているところです。作者様のところの方言かーって思って見ていましたが、そろそろのところにだんだんってあると違和感しかなくて･･･。 (5月3日 8時) (
レス) @page22 id: 00e14cefe2 (このIDを非表示/違反報告)
MS.HB(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます！りょうかいです！！ (2022年1月7日 10時) (レス) id: 581b6a2e50 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 素晴らしかったです、、、できれば嫉妬も見たいなぁ、なんて、、🙇♀️ (2022年1月7日 1時) (レス) @page13 id: 251399e8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作者ホームページ：ある訳ないじゃないですかーもぉー(きも)
作成日時：2021年12月17日 21時
