六十一話 ページ16
あ「AちゃんはバレンタインKnightsみんなに渡すの?」
「うーん、そうしようと思ってるんだけど……」
あ「だけど?」
「泉先輩って手作りチョコ無理じゃない?」
あ「あー、確かに……」
「どーしよぉ」
私はとても悩んでおります。そう全国の乙女の一代イベント"バレンタイン"に……
Knightsのみんなにはあげる気だったんですけど、泉先輩は手作りが無理やらカロリーが高いのは嫌やらなどとても反バレンタイン軍に入れるぐらい、バレンタインがダメな人なんです。
あ「んーでも、私だったら好きな人から貰えるなら嬉しいけどなぁ」
「泉先輩はどーだろなぁ」
あ「聞いてみれば?」
「えぇ」
あ「そっちの方が保険はかかると思うよ」
「そうだよね……よし!聞いてみる!」
放課後
「泉先輩!!」
泉「ん?どーしたのぉ?」
「あ、あの!バレンタインチョコ作ってもいいですか?」
泉「はぁ?」
「や、やっぱりダメですよね……先輩そーいうの苦手そうだし…」
私のその言葉を最後に私達の間には沈黙が流れる。泉先輩は考えるように手を顎に当て、黙っていて、私は顔を伏せ下を向いている。
泉「はぁ、そんな顔しないでよねぇ〜。
いいよ。作っても」
「ほ、本当ですか!?」
泉「当たり前でしょぉ〜?可愛い可愛い彼女からチョコがもらえて喜ばない彼氏なんていないからねぇ〜?」
「かわッ!?」
泉「なにぃ?俺当たり前のこと言っただけだけどぉ?」
「あ、ありがとうございます」
チラッと見ると泉先輩の顔はとても赤くなっていた。それに放課後ということもあり夕日の光が差し込みさらに赤くなっているように感じる。
でもよかった、これで気にせずにチョコを作れる。
泉「でもぉ?変にカロリーが高かったり、髪の毛とか?入ってるやつは貰わないからねぇ?」
「か、髪の毛って!流石にしませんよ!」
泉「どーかなぁ?昔病んでるファンの人に髪の毛めっちゃ入れられたチョコ渡されたんだよねぇ?」
「え、」
まさかの泉先輩のバレンタイン事情に絶句
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匿名 - 話の内容はすごく素敵でした!ただ、気になった点は、そろそろって言うところにだんだんと使っているところです。作者様のところの方言かーって思って見ていましたが、そろそろのところにだんだんってあると違和感しかなくて・・・。 (5月3日 8時) (レス) @page22 id: 00e14cefe2 (このIDを非表示/違反報告)
MS.HB(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます!りょうかいです!! (2022年1月7日 10時) (レス) id: 581b6a2e50 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 素晴らしかったです、、、できれば嫉妬も見たいなぁ、なんて、、🙇♀️ (2022年1月7日 1時) (レス) @page13 id: 251399e8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MS.HB | 作者ホームページ:ある訳ないじゃないですかーもぉー(きも)
作成日時:2021年12月17日 21時