小さなお人形が私の人生を変えた (ページ7)

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人形が6体ページ7

……完成！あとはこれをビンにいれてっと…………

ﾊﾞﾀﾝｯ
玄関のドアが閉まる音がした
そして足音は階段を登ってくる
A「！！…………ink！裁縫セットの中に隠れて！早く！」

inkは素早く裁縫セットの中に入った
私はサッとフタを閉めてビンを隠す

そしてドアがノックされる

優姫「A？………入って良いかし((A「入ってくるな！！部屋に近づくな！！下で飯でも作ってクソジジイと一緒に食ってブタになってろ！！」

優姫「………………ごめんね、A」

階段を降りる音がした
もう大丈夫だ

A「ink、苦しくなかった？大丈夫？」

私は急いで裁縫セットを開ける

ink「大丈夫！！Aちゃんが優しくフタをしてくれたから苦しくもなんともなかったよ！！」

A「よ、良かったぁ……………」

ink「……………今のがお母さん？」

A「………うん！まあね」

ink「そうなんだ…………」

A「いつもこういう感じだからさ……あ、怖がらせたりしたらごめんね？」

ink「ううん！大丈夫大丈夫！」

あのババァのせいですごく疲れた気がする
どうして家族と言うのはこんなにも邪魔なのだろうか？
何もやる気が起きなくなった、もう何もしたくない。ただただだるい

A「………頭痛いから少し寝るね」

ink「う、うん！おやすみAちゃん！」

inkは部屋の電気を筆で描いた縄で電気の紐を手繰り寄せて消してくれた。私はinkにありがとうと言い、眠りについた

そして時間が流れ………

午後の9時8分

A「……………うぅ……」

ink「起きた？Aちゃん？」

A「………今何時？」

ink「9時ちょっと過ぎだよ！」

A「………そっか、ありがとねink………」

そう言えば昨日からお風呂入ってないや………入らなきゃ………

A「ink、お風呂………良かったら一緒に入ろ？」

ink「お風呂？！い、いいいいや！！ぼ、僕はあとから入るよ！！///」

突然inkが焦り出す、私何か言ったかな？

A「そっか〜………じゃあ先に入るね、でもinkもお風呂場まで一緒に行こ！そしたらinkも時間短縮出来るし！！」

そう言ってinkを手の平にのせて、風呂まで連れて行く

そして先に私がお風呂に入り、そのあとinkを私が入れる(後々inkには湯船もシャワーも全部大きいことに気づいた)

inkを洗ってる時少し不思議な感触だった
人形と言うには硬すぎるような、骨と言うには柔らかすぎるような微妙な感触がした

ink自身には問題はないらしい