小さなお人形が私の人生を変えた (ページ4)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:18,041 hit

人形が3体ページ4

A「え、でも…」

Frisk「良いの良いの！」

Chara「君が心優しい人間って分かったから僕等はそれで良いのさ」

A「あ、ありがとうございます！！」

Frisk「そう言えばもうすぐ5時になるけど時間大丈夫？」

A「嘘もうそんな時間？！………今日はありがとうございました！！また今度このお詫びさせてもらいます！！」

私は深いお辞儀をしたあと全速力で走って家に帰った

家についたのが5時10分
母も父も帰ってきてる頃だ

A「…ただいま」

優姫「遅かったじゃない、どこに行ってたの？」

A「母さんに関係ないでしょ、それに遅くないし。みんなはいつも7時くらいまで外で遊んでるし」

優姫「よそはよそ！うちはうちなのよ！」

A「うるさいな」

優姫「お母さんにその態度はないんじゃないの？」

A「あんたらの教育の悪いせいでこんな性格になったんだよ」

忍「そうやってすぐ人のせいにするんじゃない！お前ももう中三だろ！」

A「本当のことじゃんか…！！」

忍「なんだ父さんの教育の何がいけなかったって言うんだ？！言ってみろ！！」

その時小さかった頃の寂しい記憶、悲しい記憶全てが蘇り頭に血が上る

A「じゃあ言うよ！！私が小さい時いつも家で一人ぼっちだった！！2人でいつも出かけてばっか！！休みで家族揃ってても自分のすること優先！！全っぜん構ってくれないし！！それ先生に言ったら夜に戻るだけだし！！私のこと考えて動いたことないでしょ？！いつもいつも余分なことばっか言って！！父さんは浮気するし！！母さんは怒って白状させて仲直りして！！甘過ぎんだよ！！！私なんか本当はお荷物なんだろ？金がかかる邪魔者なんだろ？！？！そうならそうとはっきり言えよクソジジイ！！！二度と目の前に現れるなクソババァ！！」

私はドアを思いっきり閉めてリビングを出て、2階の自分の部屋に向かった
家に帰ってきて早々気分が悪い
私はベッドに飛び込む
誰も気持ちをわかってくれやしない
仕事なのは分かるけど、たまには遊んでくれたっていいじゃんか。
悲しさと怒りと寂しさ……いろんな感情が混ざり訳が分からなくなる

暫くしてずっと天井を見上げてた
なんで生まれてきたんだろとか考えながら
そして私はハッと小瓶とinkドールの事を思い出した

私はカバンの中からinkドールと小瓶を出す
そして小瓶の中にinkドールを入れる。
これが明日には動くとは思えないけどな…

私は動くと信じ、その日はベッドに入った