27.お風呂 ページ31
ーーーー朝。
「……ん……はっ!朝やん!あれ、なんでベッド寝てんだろ……おわっ」
いきなり誰かに手を引っ張られ抱きしめられた
左)「まだ…寝てろ」
「さ、左馬刻…」
頭の上から掠れた左馬刻の声が聞こえてきた。
「いや、起きる!お腹すいた」
ホールドされてるけど腕の中で暴れたら左馬刻も起きた。
左)「ちょ、おい、暴れんな!…分かった分かった」
すごくウザそうな顔をされたけど解放してもらえた。
まずはカーテンを開けて日光を浴びて寝ぼけた脳を叩き起した。
「うーーん、はあー今日もいい天気だな」
左)「冷蔵庫にあるもんでなんか作ってやるから、お前今のうちに風呂入れ。風呂にゆっくり使ってる間に服を洗濯して乾燥させろ」
「あ、わかったー」
なんか、私よりしっかりしてないか?まぁ妹いるから面倒みがいいのかもね
バスルームの扉を閉めて脱いだ服を洗濯機に放り込む。
「あれ、洗剤がないな。左馬刻ー!」
私はタオルを体に巻いてドアを少し開けて顔だけ出して左馬刻を呼んだ
左)「あー?なんだよ」
「洗剤とか使い方教えてよ。」
左)「はぁ?お前洗濯したことないのか?」
「あるわ!左馬刻の家は初めて来たんだから分かるか!」
左馬刻の記憶の中では私が前に来たことあることになってんのー?記憶改ざんすんなー
左)「はぁー…入るぞ」
左馬刻はドアを開けて入ってきた。
まぁ、左馬刻なんて女の体なんていっぱい見てきただろうしいいかな
左)「洗剤と柔軟剤はここ。入れる場所はここ、洗剤と柔軟剤間違えんなよ。で、ここのボタンを押してスタートすれば洗濯と乾燥をしてくれる。覚えたか?」
「覚えた!ありがとう左馬刻」
ママみに溢れる左馬刻を初めて見た。
左)「おうよ。………じー」
あれ、なんかめっちゃガン見されてるんだけど。
「何?どうしたの?」
160人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
人間です - 面白い、好き、、、『甘い』ではなく『アハーンやウフーン』というところも (2020年12月6日 14時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星鳴 | 作成日時:2019年8月24日 17時