愛って何ですか？【赤司征十郎】

愛 - 04 ページ6

黒子テツヤside


"キャアアアアア!!"


「「「ギャアアアア！」」」


「アハハハハハ！」


黄瀬くんの提案の後直ぐに喫茶店を出て黄瀬宅の最寄りのスーパーで買い物中突然青峰くんが火神くんを呼ぶと言い出し黄瀬宅で緑間くんの今日のラッキーアイテム"ホラー映画"を鑑賞中ですが……。


「アハハ、ヤベェ、今の顔、最高！」


「笑い事じゃ…ギャアア！」


何本目か解らない酒の缶を片手に鑑賞中の映画を指差しながらゲラゲラ笑うAさん。


正直、笑える様な内容ではないし怖い。


「なーもう、止めようぜ！」


「えー、今面白い所なのにぃ！」


火神くんが涙目になりながら悲願するも、かなり酒が回っているのか顔を真っ赤にしながら笑ってる。


「アハハ、あっ…もう、無理」


突然横になり寝てしまったAさんを黄瀬くんが客室用ととして使ってる部屋に彼女を運んでいった。


「…にしても吃驚したぜ、アイツ」


「Aさんはお笑い系では全く笑わないんです」


「普通に可笑しいのだよ、"アレ"さえ抜けばまともな奴なのだよ」


緑間くんの言う"アレ"とはホラー関連の恐怖映像等で爆笑することだ。


あれは普通に可笑しい。

Aさんの恐怖映像で笑う行為が赤司くんの悩みの種になっていた何てきっと当の本人は知らないだろう。


「運び終わったッスよー」


黄瀬くんが戻って来たのを確認して僕は「さて、本題に入りましょう」と言う。


「は？本題？」


何も知らない火神くんに一から教えると「あり得ねぇだろ」と言う。


「浮気の理由何て赤司に直接聞けば良いじゃねーか？」


「これだからバカ神は」


「あ゛ぁんだと、緑間」


「喧嘩は辞めて下さい」


緑間くんと火神くんの間に座る僕は喧嘩しはじめそうな二人を止め咳払いをする。


「でも、赤司くんはAちゃんの事が好きだし、出来心ではなさそうだよね」


「確かにッスよね、愛に飢えてる訳でもなさそうッスよね」


うーんと考え込む僕達を尻目に青峰くんがボソッと呟く様に言った。


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当分主人公が出てきません。

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