愛って何ですか？【赤司征十郎】

愛 - 03 ページ5

桃井さつきside


「「「「「…」」」」」


「…」


「…やっやっほー皆揃うの久々だねー、なーんて」


私がメール送ってから数分忙しい中、赤司くん繋がりでAちゃんと知り合った皆が集まった。


「…で、桃っち急に集合かけてどうしたんッスか？」


きーちゃんが場を変えようと明るく話し掛ける。


「じっ実はね……」


私は皆が来る前にAちゃんに聞いた浮気の事を全部代弁した。


「…は、何スか、それ」


「んだよ、それ」


きーちゃんと大ちゃん達は率直な感想を口にした。


他の人達も目を見開き驚いた表情をする。


「…あっ！」


テツくんが驚いた声を聞きテツくんの目線の先に皆も目を向けた。


目線の先には話に出てきた人物、赤司くんと隣に歩く女性の姿だった。


「…嘘…でしょ」


「…っ」


絶句した声の先に目線を向けると赤司くんから視線を離さず静かに涙を流すAちゃんがいた。


「Aっち！」


突然大声でAちゃんの名前を呼ぶきーちゃん。


「今日、このメンバーでお泊まりしないッスか？」


きーちゃんの発言に気をとられ呆気にかえる私達。


Aちゃんの涙も止まっていて目を見開いてた。


「はぁ！？何考えてんだよ、黄瀬」


脳内で大ちゃんの言葉に頷いてると、きーちゃんが両手でテーブルを叩く。


「だって、このままだとAっちが無理するじゃないッスか！だから！ストレス発散に酒飲んで、大騒ぎするッス！」


良い名案じゃないッスか！と言わんばかりの得意気な顔で「泊まる場所は勿論、防音設備万全な俺んちッス！」と言う。


「っ…はい」


久々にみたAちゃんの笑みに私達は賛成した。


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次回、突然のギャグ(？)

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