私はいつになれば結婚できるのでしょうか？【坂田銀時】 (ページ8)

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新八「姉上返してもらいにきた」

キノコ「アホかァァァ！！どいつもこいつももう遅いゆーのがわからんかァ！！新八お前こわな真似さらして道場タダですまんで！」

新八「道場なんて知ったこっちゃないね。僕は姉上がいつも笑ってる道場が好きなんだ。姉上の泣き顔見るくらいならあんな道場いらない」

新八くん…

お姉さん、その気持ち受け取りました！！

キノコ「ボケがァァァ！！たった二人で何できるゆーねん！！いてもうたらァっ！！」

『ふふっそれが二人じゃないんだなァ。私もやるよ』

キノコ「お前みたいな女に何ができるっちゅーねん！？」

『女甘く見てると、足元掬われるわよ』

袖口から取り出すのは私の愛剣。

双剣＂金椿＂

キノコ「何をゴチャゴチャ抜かしとんじゃ。死ねェ！！」

新八くん達を先に行かせて、向かってくる男達をバッタンバッタンと峰打ちしていく。

キノコ「なっなんだコイツら！？」

お妙「デタラメだけど…強い！」

銀時「新一ィィィィ行けェェェ！！」

新八「新八だボケェェェ！！」

ある程度迎え撃って、奥の部屋へ進む。

ちょっとばかし数が多いよ。

銀時「んだココ！？動力室！？」

キノコ「行き止まりや。追いかけっこはしまいやでェ。哀れやのゥ昔は国を守護する剣だった侍が、今では娘っ子一人護ることもでけへん鈍(なまくら)や」

キノコ「おたくらに護れるものなんてもうないで。この国も…空もワシら天人のもんやさかい」

銀時「国だ空だァ？くれてやるよんなもん。こちとら目の前のもん護るのに手一杯だ。それでさえ護りきれずによォ今までいくつ取り零してきたかしれねェ」

銀時「俺にはもうこの女以外なんもねーがよォせめて目の前で落ちるものがあるなら、拾ってやりてェのさ」

銀時がこちらを見つめ、私も銀時を見る。

そう、私達はたくさんのものを失った。

それらは二度と戻っては来ないのだ。

だからこそ

今を精一杯に生きるのみ。

それだけが、私達に出来る唯一のことなのだから。

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