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〜自室〜


あっ、レンの靴ある


部屋真っ暗なんだけど


貴「レン、部屋の電気…」


レ「音那……」


貴「なんで、泣いてるの?」


レ「えっ?あぁ……気にしないで」


貴「気にしないでって……」


気にしないわけないだろ


レ「もう諦めるよ…」


貴「なにを?」


レ「音那のこと…」


貴「……」


なんでこんな苦しいの?


なんで?


レ「もう諦めるから……ごめんね?好きでもないのに何回も、」


貴「なんで?」


俺はレンが好きなのか?


だから、こんな苦しいの?


でも、レンはもう…


レ「音那?」


貴「レンはもう……諦めちゃうから…」


俺の恋は叶わない…?


レ「どうしたの?」(なんで泣いてるの?)


貴「レン……ごめん」


好きになって、ごめんなさい


バタン


レンside


レ「えっ!?音那!!」


倒れちゃった…


熱?


レ「熱か…」


とりあえず、ベッドに運ぼう


イッチー達に連絡…


貴「んん……」


レ「あっ……大丈夫?」


貴「レン〜」ギュー


レ「ちょっと…!」


貴「好きだよ…」


レ「へっ?」


貴「キスしたい…」


レ「音那、熱あるんだから寝てないと…」


諦めようとしてるのに……


貴「やだ〜!レンと一緒に寝る〜…」


レ「ほら、離れて」


貴「好き」


レ「うん」


貴「本気にしていいんだよ?」


レ「っ…」


貴「レン?」


レ「お前が好きなのは聖川だ……俺は聖川じゃない…」


貴「真斗も好きだよ?」


レ「もう……熱出ておかしくなった?」


貴「むぅ……本気なのに…」


レ「はぁ……本当なの?」


貴「うん」


レ「ありがとう」


熱があるから寝かせないと…


貴「本気にしてないでしょ〜!」


レ「寝なさい」


貴「やだ〜…」


レ「寝ないとダメ」


貴「ん…」


レ「おやすみ」


貴「ん〜…」


可愛い寝顔


ねぇ、諦めなくてもいいの?


本当に本気にしちゃうよ?


レ「もう……また好きになっちゃったじゃん」


レンside終了

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作者名:皇 音那 | 作成日時:2020年5月13日 22時

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