全日本ユース専属マネージャー【ハイキュー】

#３８ ページ39

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「俺は他人の気持ちとかよくわかんねぇし言葉選びも間違うみたいです。」

「知ってる。」「何を今更。」



間髪入れずに容赦なく影山くんに向かって言う月島くんと日向くん。



「でも、最高のセッターになれるように努力します。」



飛雄くん。それこそ今更だよ。



今までだって君は、最高のチームを夢見ていた。



そんなチームの司令塔になりたいって思っていた。



その思いこそが、最高のセッターの素質。



それに第一、人の気持ちなんてわからないのが当たり前。



大切なのは、



「選手の“状態”及び試合の“状況”。」



これくらい、君ならできるはずだ。



そして月島くんのスパイク。



勿論綺麗に入ったそれ。



それでも私は、思わず苦笑いを浮かべた。



相手のブロックは、慣れるにつれて精度が上がってきている。



さすが、県内最強の鉄壁をほこる伊達工業高校。



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少々強引に売った田中くんのスパイクは、ブロックアウトになった。



でも多分、影山くんはそれを見逃さないよ。



「田中さん撃ち方雑になってます。疲れたのなら交代という手があります。」




彼なりに気を使った発言。



彼にしてはいい言葉だと思う。



「俺は引っこまねぇよ。因みに今力任せに打ったのは認める！」



…素直か。

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