【トリップ】黒子のバスケ【男主】

12話 ページ38

と、竹内がユニフォームを着ている黄瀬に話しかける。


「何ユニフォーム着とるんだ？黄瀬、お前は出さんぞ！」


竹内は更に続ける。


「各中学のエース級がごろごろいる海常(ウチ)の中でもお前は各が違うんだ」


今回俺はベンチだけどボコるから、うん。
アレだよ視線でボコる。←


そんなことを思っていると黄瀬がやってくる。


「大丈夫。ベンチにはオレ入ってるから！あの人、ギャフンと言わせてくれれば多分オレ出してもらえるし！オレがワガママ言ってもいいスけど…」


黄瀬は一旦セリフを止めてから


「オレを引きずり出すこともできないようじゃ…『キセキの世代』倒すとか言う資格ないしね」


先ほどとは違う挑発を込めた笑みで言う。


「あの…スミマセン。調整とかそーゆーのはちょっとムリかと…」


そして、更衣室への移動のときすれ違いざまに挑発の意を込め


「そんなヨユーはすぐなくなるとおもいますよ」


と言い放った。


俺は最後尾で笑って見てるだけだけど。←


「なんだと？」


ピクッと反応している竹内に対して黄瀬はわらっている。


「それではこれから、誠凛高校対海常高校の練習試合を始めます！」


審判の声が体育館に響き渡った。

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