55度目の人生 ページ13
″なんで!?なんでこんなことも出来ないのよ!!アンタのせいで!私があの人に嫌われてしまう!″
元々好かれてもいないのに、母は父からきらわれる、嫌われたくない、と精神的におかしくなってしまった。
母はできない私に暴力を奮った。
だから必死に出来るように頑張った。
そして母は何があったのかその日はとても優しかった。
私は幼いながらに思った。
″きっとあの人と好き好き同士になれたんだ″
って。
でもそれは違った。
母は完全に見放され、闇金に手を出していたので莫大な借金だけが残ったそうだ。
そしてその日の夜。
母は首をつった。
母と父が一緒になることは無かったが、母は自分が死ぬことで唯一の血縁の父に私という自分の化身を送り付けたんだ。
父は世間体を気にし、元々いた自分たちの子供として私を引き入れた。
そこでの生活は酷かった。
私はこの家で望まれていない子だから、毎日毎日暴力を振るわれ、課題をクリア出来なければご飯にありつけなかった。
そのご飯と言っても父とその妻が残した残飯、犬の餌も同然の食事だった。
それでも食べなければ死ぬ、だから私は必死で頑張り続けた。
義母は自分が産めない身体であるのに、父の連れてきた私が嫌味にしか見えなかった。
そして義母は母の呪いにかかった。
私が母にしか見えず、恐ろしい化け物なんだそう。
義母は両親の後継を産めというプレッシャーに精神的におかしくなり、幻覚を見た。
そして義母は私から逃げるように2階の窓から飛び降りた。
義母は助かったものの目が覚めなくなった。
父はそこから更に虐待を加速させ、義母がしていた全てのことを私にさせた。
食事の用意、風呂の準備、洗濯、掃除、買い出し、書類の手伝い、性処理まで。
父は私にいつもとこういった。
″あのビッチの娘なんだ。もっと上手くできるだろう″
と、まだ幼い私にもっとと言い続けた。
そしてそんな生活に幼い私は体力が着いてこず、父の書類のひとつを記入ミスしてしまった。
そして父はその日から私に出来損ないのレッテルを貼り、上手くいかない度に私にこういった。
″これだから出来損ないなんだ。お前もそう思うだろう?″
酷く頭に染み付いたその言葉は私から離れることなく、出来損ないのレッテルを貼り続けた。
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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - や、やばい!続きのお恵みをっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月23日 0時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!頑張って続き書いていきますね! (2020年7月5日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
絢 - この話すっごく好きです!続きも楽しみにしてます! (2020年7月1日 17時) (レス) id: 456d2e2709 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - つむ狐さん» ありがとうございます!更新停止してしまっていましたが、これからまた更新を頑張っていくのでお願いします! (2020年6月23日 5時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月13日 20時