鬼殺隊の史上最年少の天才剣士は、トリップ少女

28度目の人生 ページ33

『心から望む死というのは、どんな感情なんだろう。前世、私が飛び降りた時のような感情？』



神｢えぇ？あれは君疲れて眠たかったからでしょ？あれは違うよ、君のその綺麗な顔が憎悪に染ったり、絶望に染まった時、誰か私を殺してと願った時勝手にそいつが反応して割れる。｣



そう言って指で首飾りをつつく神様。



神｢そいつが割れた時、それは心から望む死だということ。割れたら僕に伝わる、そしたら僕は君を直ぐに迎えに来る。その命をとるために。｣



ドクン、ドクンとなる心臓。


それが止まる。


この神様の手で。


私が望めば。



『ふーん、そっか…便利な体ね……』



神｢でしょ？こんなに僕の加護を受けれるなんて君は幸せものだからね？｣


幸せもの、かぁ…


幸せねぇ…


これからそれを知れるのかな？



いつの間に消えた神を殴るの忘れてたななんてことを考えながら、睡蓮が閉じ込められた首飾りを見る。


『睡蓮、かぁ…』



一般的には花言葉いい意味なんだけどね…


きっとあの神はもう一個の神話とかの方を指してるんだろうな…









睡蓮の









もうひとつの花言葉は









『……滅亡』

29度目の人生→←27度目の人生

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す